iPhoneをSIMロック解除してSIMフリー化 格安SIMで節約利用【完全版】ガイド

  • 公開日:2016/10/02
  • 更新日:2018/10/24

格安SIMを利用するのに必ずSIMロック解除してiPhoneSIMフリー化が必要となってしまうソフトバンクのiPhoneや、auのiPhone5以前の機種。よくiPhoneのSIMロック解除やSIMフリーといった言葉を目にするが、詳細はよくわからないと言った人が多いのではないでしょうか。「そもそもSIMロック解除やSIMフリー化って何?」、「SIMロック解除にはどんな方法があるの?」、そのような疑問に1つずつ答えていきます。それぞれのSIMフリー化の方法のメリットやデメリット、かかる費用やリスクなどの詳細も交えながら掲載しています。 毎日使うiPhoneですからSIMロック解除してSIMフリー化を行ったとしても出来る限り安定して利用したいですよね。そして費用もできる限りかけたくない!SIMロック解除について一つ一つ見ていけばそのような要求に応える方法も見つかります。どんなiPhoneをお持ちでも格安SIMカードを利用して毎月の利用料金を節約することをあきらめず、快適な節約ライフを送るお役に立てると思います。

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SIMロック解除アダプタについてとても重要なお知らせ

2017年7月現在、本ページで解説、オススメしているSIMロック解除アダプタ(SIM下駄)の、R-SIM 10や、R-SIM 10+等ではなく、新星のSIMロック解除アダプタ(SIM下駄)「SmartKing X(スマートキングX)」でiPhoneをSIMロック解除する方法が圧倒的に安定して利用できることが実証されています。

今後は、「SmartKing X(スマートキングX)」でSIMロック解除する事をオススメします。「SmartKing X(スマートキングX)」でSIMロック解除する方法は下記のページで詳しく解説しています。ソフトバンクiPhoneとauのiPhoneで解説しています。

「スマートキング X(SmartKing X)」についてとても重要なお知らせ

2017年10月からSIMロック解除アダプタ「スマートキング X(SmartKing X)」によるアクティベーションに対してAppleがなんらかの対策を実施したため現在今まで通りSIMロック解除アダプタを使ってSIMロックを解除することはできなくなっています。

一応対応策を下記のページにまとめていますが、今までのような安定した運用は出来なくなっています。

iPhoneのSIMフリー化

SIMフリーiPhoneであればどの様な格安SIMでも利用できます。最初からSIMフリーiPhoneの機種と、iPhoneには、「SIMロック解除」によってSIMフリーiPhoneになる機種があります。

SIMフリーのiPhone

アップルストアで販売されているiPhoneは最初から「SIMロック」のないSIMフリーiPhoneとなります。「SIMロック」がかかっていないため、どこのSIMカードでも自由に使うことができます。どのようなSIMカードを選んでも制限がないため「SIMフリー」と呼ばれています。SIMロック解除が不要のため自分が好きなiPhoneシリーズと格安SIMカードをいつでも自由に選ぶことができます。

今からiPhoneを購入される方は最初からアップルストアで購入する方がお得ですのでそちらをお勧めします。詳しくは下記のページでご覧ください。

SIMロック解除とは

現在SIMフリーiPhoneでない機種をSIMフリーiPhoneにするためには「SIMロック解除」と言う行程が必要です。そもそも、「SIMロック解除」とは何かを詳しく説明していきます。

ドコモ、au、ソフトバンクのiPhoneはSIMロックされている

SIMロック解除、ようするにSIMロックを解除すると言うことですが、まず、SIMロックとはiPhone本体に施されたロック機能のことです。iPhoneを販売するときにドコモ、au、ソフトバンクが独自に施すロック機能で、この機能がある限り他社回線のSIMカードを認識することができません。つまり、ドコモで購入したiPhoneにauのSIMカードやソフトバンクのSIMカードをセットして動作させることは不可能ということです。逆にauのiPhoneにドコモやソフトバンクのSIMカードをセットして動作させることもできませんし、ソフトバンクのiPhoneにドコモやauのSIMカードをセットして動作させることもできません。同じように格安SIMカードもこの「SIMロック」により利用することが出来ません。

この他社回線を利用した通信サービスを使えないようにしている機能が「SIMロック」ということです。

iPhoneをSIMロックを解除してSIMフリー化

「SIMロック」は解除することで他社の回線で通信サービスを利用させることができます。それを「SIMロック解除」や「SIMフリー化」と呼んでいます。

SIMロックされたiPhoneをSIMロック解除することでSIMフリーのiPhoneのように他社回線のサービスを利用することができるようになるのですが、各社のiPhone 毎に、ドコモ、au、ソフトバンクで公式にサポートするiPhoneのSIMロック解除と、ドコモ、au、ソフトバンクでは公式サポートしないiPhoneのSIMロック解除の2種類のSIMロック解除があります。

公式にSIMロック解除が可能なiPhoneはドコモ、au、ソフトバンクのショップやホームページから手続きを行うことでSIMロック解除が可能です。手続きを行うと約1分でSIMロックが解除され他社回線の通信サービスを利用することができます。

一方、公式にSIMロック解除がサポートされないiPhoneの場合は非公式なSIMロック解除が必要となります。非公式なSIMロック解除してSIMフリー化を行う方法は3つほどあります。

  • SIMロック解除アダプタ(SIM下駄)を利用する方法
  • ファクトリーアンロックと呼ばれる方法
  • ジェイルブレイク(脱獄)と呼ばれるiOSを改造する方法

の3つが一般的です。

iPhoneで格安SIMカードを使うには必ずSIMロック解除してSIMフリー化が必要?

なぜiPhoneで格安SIMカードを使おうと思ったらSIMロック解除してSIMフリー化が必要になるのでしょうか?

格安SIMカードの回線はドコモかauの通信回線を使っている

実は各格安SIMカードの通信回線はもともとドコモの通信回線か、または、auの通信回線が利用されています。格安SIMカード事業者(MVNO)がドコモか、auの通信回線を借り受けることで自社の通信サービスとして提供しています。

iPhoneは標準では他社の通信回線が利用できないようにSIMロックがかかっていますので、他者の通信回線を利用している格安SIMカードを使おうと思うとSIMロック解除してSIMフリー化が必要になるのです。

逆に言い換えればもともと契約しているiPhoneの通信回線と、乗り換えたい格安SIMカードの通信回線が同じであればSIMロック解除は不要となります。つまり、ドコモで契約したiPhoneであればドコモの通信回線を使う格安SIMカードに乗り換える場合SIMロック解除は不要です。同じようにauで契約したiPhoneであればauの通信回線を使う格安SIMカードに乗り換える場合SIMロック解除は不要です。

  • auで契約したiPhoneに関しては1部ドコモの通信回線を使う格安SIMカードを利用した方が良い機種があります。その場合、auのiPhoneであってもSIMロック解除してSIMフリー化が必要となります。
  • 現在ではSIMロック解除を前提とした格安SIMカードも発行されています。例えばIIJmioの【 IIJmioモバイルサービス タイプA 】やソフトバンク回線を使った格安SIMカード【ワイモバイル】や、【Hitスマホ】などはドコモ、au、ソフトバンクいずれのiPhoneでっても、必ずSIMロック解除してSIMフリー化が必要となります。

ドコモの通信回線を使う格安SIMカード(MVNO)

ドコモで契約したiPhoneでそのまま乗り換えることができる格安SIMカードの一覧です。

格安SIM URL
LINEモバイル LINEモバイルの詳しい紹介ページ
BIGLOBE SIM BIGLOBE SIMの詳しい紹介ページ
楽天モバイル 楽天モバイルの詳しい紹介ページ
U-mobile U-mobileの詳しい紹介ページ
DMMモバイル DMMモバイルの詳しい紹介ページ
IIJmio(みおふぉん) IIJmio(みおふぉん)の詳しい紹介ページ
DTI SIM DTI SIMの詳しい紹介ページ
OCNモバイルONE OCNモバイルONEの詳しい紹介ページ
mineo mineoの詳しい紹介ページ

auの通信回線を使う格安SIMカード(MVNO)

auで契約したiPhoneでそのまま乗り換えることができる格安SIMカードの一覧です。

格安SIM URL
mineo mineoの詳しい紹介ページ
IIJmio(みおふぉん) IIJmio(みおふぉん)の詳しい紹介ページ

ソフトバンクのiPhoneで格安SIMカードを使うには必ずSIMロック解除してSIMフリー化が必要

各格安SIMカードはドコモかauの通信回線を利用しています。残念ながらソフトバンクの通信回線を利用した格安SIMカードは現在登場していません。ワイモバイル【Y!mobile】がソフトバンクの通信回線を利用していますが、ワイモバイル【Y!mobile】は少し特殊で厳密には格安SIMカードでないため、ソフトバンクのiPhoneからそのまま乗り換えることはできません。つまり、ソフトバンクのiPhoneで格安SIMカードを使う場合、どうしても他社の通信回線を利用することになってしまうので必ずSIMロック解除してSIMフリー化が必要となります。

SIMロック解除してSIMフリー化が必要なiPhone

ソフトバンクのiPhone

ソフトバンクのiPhoneで格安SIMカードを利用する場合、必ずSIMロック解除してSIMフリー化が必要となります。SIMロック解除には大きく分けて公式のSIMロック解除と非公式のSIMロック解除がありましたが、これはiPhoneのシリーズによってどちらが利用できるのか分かれます。どのiPhoneで公式SIMロック解除が可能なのか、どのiPhoneでは非公式SIMロック解除が必要になるのかを表にまとめました。

ソフトバンクiPhoneのSIMロック解除対応表

各ソフトバンクのiPhoneがどのSIMロック解除対応なのか一覧表を用意しました。

ソフトバンクのiPhoneSIMロック解除方法
iPhone 7 Plusソフトバンク公式SIMロック解除
iPhone 7ソフトバンク公式SIMロック解除
iPhone SEソフトバンク公式SIMロック解除
iPhone 6s Plusソフトバンク公式SIMロック解除
iPhone 6sソフトバンク公式SIMロック解除
iPhone 6 Plus非公式SIMロック解除
iPhone 6非公式SIMロック解除
iPhone 5s非公式SIMロック解除
iPhone 5c非公式SIMロック解除
iPhone 4s非公式SIMロック解除
iPhone 4非公式SIMロック解除
iPhone 3GS非公式SIMロック解除
iPhone 3G非公式SIMロック解除

auのiPhone

auで契約したiPhoneであればauの通信回線を利用した格安SIMカードであればSIMロック解除なしにそのまま利用できると説明しました。しかしauで契約したiPhoneであっても1部のiPhoneシリーズに限ってはSIMロック解除してSIMフリー化が必要になります。auのiPhone 5以前の機種に関してはauの通信回線でサービスを提供する格安SIMカードが正常に動作しません。ドコモの通信回線でサービスを提供する格安SIMカードを利用する必要があり、その際に他社の通信回線を利用することになるのでSIMロック解除が必要となります

auのiPhoneのSIMロック解除対応表

各auのiPhoneがどのSIMロック解除対応なのか一覧表を用意しました。

auのiPhoneSIMロック解除方法
iPhone 7 Plusau公式SIMロック解除
iPhone 7au公式SIMロック解除
iPhone SEau公式SIMロック解除
iPhone 6s Plusau公式SIMロック解除
iPhone 6sau公式SIMロック解除
iPhone 6 Plus非公式SIMロック解除
iPhone 6非公式SIMロック解除
iPhone 5s非公式SIMロック解除
iPhone 5c非公式SIMロック解除
iPhone 4s非公式SIMロック解除

公式のSIMロック解除に対応したiPhone

先ほどの表を見るとわかりますが、iPhone 6s以降はソフトバンクや、au公式のSIMロック解除が対応になっています。正確には2015年5月以降に発売開始されたiPhoneであれば、ドコモ、au、ソフトバンク各社全てのiPhoneで公式SIMロック解除が対応となっています。

これは、ユーザが使いたい携帯電話端末と契約したい事業者(格安SIMカード(MVNO)含む)を自由に組み合わせることができる環境整備や、囲い込みを減らしモバイルサービスの低料金化・サービス多様化の推進を図るため、総務省によって平成22年に「SIMロック解除に関するガイドライン」を策定し、SIMロック解除が義務化されたためです。

つまり、今後発売されるiPhoneに関しては全て公式のSIMロック解除に対応したiPhoneとなります。

ソフトバンクのiPhoneで公式SIMロック解除してSIMフリー化する方法

auのiPhoneで公式SIMロック解除してSIMフリー化する方法

非公式SIMロック解除以外に格安SIMカードを利用する方法

公式でのSIMロック解除に対応していないiPhone機種に関しては非公式のSIMロック解除を行う必要があります。しかしその前に、第3の選択として非公式SIMロック解除以外の選択肢もいくつかあります。それぞれの選択肢のメリットやデメリットを見ていきましょう。

現在ソフトバンクのiPhone 6や、auのiPhone 5以前の機種を利用している人が非公式SIMロック解除以外で格安SIMカードを利用するためには以下の方法があります。

  • ソフトバンクや、auでiPhone 6s、iPhone SE、または、iPhone 7へ機種変更し格安SIMカードで使う
  • ドコモや、auでiPhone 6s、iPhone SE、または、iPhone 7へ乗り換えし格安SIMカードで使う
  • アップルでSIMフリーのiPhone 6s、iPhone SE、または、iPhone 7を購入し格安SIMカードで使う
  • ドコモや、au(iPhone5s以降)のiPhoneを中古で購入し格安SIMカードで使う
  • 現在のiPhoneに、Wi-Fiルータ+通話専用のガラケーを用意して格安SIMカードで使う

ソフトバンクや、auでiPhone 6s、iPhone SE、または、iPhone 7へ機種変更し格安SIMカードで使う

ソフトバンクやauで新しいiPhoneを購入すると公式SIMロック解除が可能となり難しいことなしで格安SIMカードに乗り換えることができます。今ではiPhoneの下取りもありますから少しは安く新しいiPhoneを購入することができます。ただし、新しいiPhoneの購入費用が発生したり、現在契約中のソフトバンクやauでの月額料金がかかりますので格安SIMカードに乗り換えるまでにかなりの費用が発生します。

ドコモや、auでiPhone 6s、iPhone SE、または、iPhone 7へ乗り換えし格安SIMカードで使う

ドコモやauで乗り換えと同時に新しいiPhoneを購入し格安SIMカードに乗り換える方法もあります。新しいiPhoneだとSIMロック解除してSIMフリー化も可能ですし、タイミングによっては乗り換えの得点で割引やキャッシュバックをもらうこともできるかもしれません。ただし、時期により現在契約中のソフトバンクやauでの違約金等が発生する可能性もあり、新規で契約したドコモやauを解約する時にも違約金、月額費用が必要になります。

アップルでSIMフリーのiPhone 6s、iPhone SE、または、iPhone 7を購入し格安SIMカードで使う

アップルストアで最初からSIMロックのない新しいSIMフリーiPhoneを購入して格安SIMカードで利用する方法もあります。直接iPhoneをアップルから購入するため手厚いサポートも受けられますし、SIMロックとは無縁でいつでも全ての格安SIMカードを利用できます。ただし、基本的にアップルストアではiPhoneの値段に割引がありませんから定価で購入することになります。現在は、アップルの下取りプログラムがあり利用することで新しいiPhoneが最大で33,000円まで割引されます。

ドコモや、au(iPhone5s以降)のiPhoneを中古で購入し格安SIMカードで使う

ドコモ、au(iPhone5s以降)のiPhoneを中古携帯ショップ等で購入し格安SIMカードで利用する方法もあります。中古で安く手に入りますから最も安くソフトバンク以外のiPhoneを手に入れることができます。しかし、中古品のため傷やバッテリーの消耗などが購入する程度にもよりますが多少なりはあります。また、他人が使っていたiPhoneに抵抗がある人にはオススメしにくい方法です。

現在のiPhoneに、Wi-Fiルータ+通話専用のガラケーを用意して格安SIMカードで使う

現在のソフトバンクやauのiPhoneをWi-Fi通信で使い、電話は通話専用のガラケーを使うという方法もあります。出先でのインターネット利用はモバイルWi-Fiルーターに格安SIMカードをセットして利用します。結構料金的には安くなりますが、iPhone、モバイルルーター、携帯電話(通話専用のガラケー)を持ち歩く必要があります。3つ持って歩くのは長い期間になってくると結構邪魔に感じます。

iPhoneをSIMロック解除してSIMフリー化する方法

現在、iPhone 6以前のiPhoneをソフトバンクで利用中の人や、iPhone 5以前のiPhoneをauで利用中の人が、格安SIMカードに乗り換えるためには「非公式SIMロック解除以外に格安SIMカードを利用する方法」を検討するか、手元のiPhoneを公式以外の方法でSIMロック解除してSIMフリー化する必要があります。

iPhoneを公式以外でSIMロック解除してSIMフリー化する方法

冒頭のほうでも少し説明しましたが公式以外でソフトバンクやauのiPhoneをSIMロック解除してSIMフリー化する方法は3つあります。

  • SIMロック解除アダプタ(SIM下駄、R-SIM 10や、R-SIM 10+等)を利用する方法
  • ファクトリーアンロックと呼ばれる方法
  • ジェイルブレイク(脱獄)と呼ばれるiOSを改造する方法

SIMロック解除アダプタ(SIM下駄、R-SIM 10や、R-SIM 10+等)を利用する方法

2017年6月現在、SIM下駄の、R-SIM 10や、R-SIM 10+等ではなく、新星SIMロック解除アダプタ「SmartKing X(通称:スマキンX)」でSIMロック解除する方が圧倒的に安定して利用できることが実証されました。

今後は、「SmartKing X(スマートキングX)」でSIMロック解除する事をオススメします。「SmartKing X(スマートキングX)」でSIMロック解除する方法は下記のページで詳しく解説しています。ソフトバンクiPhoneとauのiPhoneで解説しています。

SIMロック解除アダプタを利用する方法は一般的な方法で、金額も数百円と安いので一番気楽に始めることができるiPhoneのSIMロック解除方法です。SIMロック解除アダプタは「SIM下駄」とも呼ばれています。有名なSIMロック解除アダプタ(SIM下駄)は、R-SIM 10や、R-SIM 10+等です。

格安SIMカードとiPhoneのSIM読み込み装置の間にSIMロックを無効にするチップを一枚挟むことでSIMロック解除が完了します。簡単ですが、iPhoneとSIMロック解除アダプタ、SIMカードの3つの相性が合わさり動作が人それぞれで違うこともあるため、少し敷居が高くなっています。

ですが、現在ではソフトバンクのiPhone 6 や、auのiPhone 5 で正しく動作するSIMロック解除アダプタ(SIM下駄)と設定方法が実機テストにより見つかっています。

ファクトリーアンロックと呼ばれる方法

ファクトリーアンロックサービスはiPhoneを工場出荷状態に戻すサービスです。iPhoneの初期化とはちょっと違います。iPhoneはキャリア販売時に読み込んだSIMカードを永久的に記憶するようになっており、iPhoneを初期化しただけではSIMロックの情報まで消すことはできません。ファクトリーアンロックサービスはキャリアが販売し、SIMカードを読み込ませるもっと以前の状態にまでiPhoneを戻すことができるサービスです。

現状のiPhoneに記録した写真や音楽、電話帳が消えるわけではなくSIMカード情報のみを消去します。ファクトリーアンロックサービスを行ったiPhoneはSIMフリーiPhoneとなり、どんな格安SIMカードでも動作します。しかし、今では日本でもサービスがちらほらと始まるようになりましたが、以前では海外にしかサービス提供会社がなく、ファクトリーアンロックサービスにかかる必要は20,000円〜高い場合は40,000円も必要となりますし、どのiPhoneでも必ずできるというわけではありません。iOSのバージョンアップもできない場合があります。期間も申し込みから完了まで半年以上かかる場合もあり、お金を払ったものの結局SIMロック解除できずお金だけ損をする場合もあります。

ジェイルブレイク(脱獄)と呼ばれるiOSを改造する方法

ジェイルブレイク、通称脱獄によるSIMロック解除の方法です。しかし、ジェイルブレイクはiPhoneが完全に壊れてしまったりすることもあり、セキュリティが悪くなり、個人情報を抜けてしまう恐れも伴います。また、現在の最新iOS 9.3.5ではジェイルブレイクできず、SIMロック解除もできなくなっています。ジェイルブレイクは今一番おすすめできない方法です。

ソフトバンクやauのiPhoneでオススメするSIMロック解除方法

ソフトバンクやauのiPhoneで筆者がオススメするSIMロック解除方法はSIMロック解除アダプタ(SIM下駄)を使う方法です。実はファクトリーアンロックも試したのですが残念ながらいまだに返答待ちという状態です。ジュエルブレイクに関してはリスクがあまりにも大きく絶対にオススメしませんし、現在では既に実行することもできません。

費用も数百円で済みますし筆者がいくつかの格安SIMカードでテストした結果からもSIMロック解除アダプタ(SIM下駄)を利用してSIMロック解除するのが1番でしょう。

iPhoneの非公式SIMロック解除方法リスク料金難易度
SIMロック解除アダプタ(SIM下駄)
ファクトリーアンロックサービス
ジェイルブレイク(脱獄)

iPhoneのSIMロック解除に使えるSIMロック解除アダプタ(SIM下駄)

R-SIMにはR-SIM7やR-SIM9、R-SIM 10、R-SIM 10+など様々なタイプが存在します。利用されているiOSのバージョンによってR-SIMを使い分けるのですが、 R-SIMは新しいものの方が最新iOSに対応しやすく、以前のR-SIMよりも動作の確実性や、安定性が上がっていたりする場合があります。

  • ※後ほど説明しますが例外もあります

SIMロック解除アダプタ(SIM下駄)「R-SIM 10」、「R-SIM 10+」を利用する

SIMロック解除アダプタ(SIM下駄)を利用しソフトバンクのiPhone 6や、auのiPhone5以前の機種をSIMロック解除してSIMフリー化しますが、SIMロック解除アダプタ(SIM下駄)は基本的に「R-SIM 10」か、「R-SIM 10+」を利用します。当サイトでのSIMロック解除手順の説明や動作テストには「R-SIM 10」、「R-SIM 10+」の両方をそれぞれテストしています。筆者のテストした結果によると現状では、ソフトバンクのiPhone 6や、auのiPhone5いずれも「R-SIM 10」のほうが安定動作しているので「R-SIM 10」をオススメしています。

SIMロック解除アダプタ(SIM下駄)「R-SIM 10」表SIMロック解除アダプタ(SIM下駄)「R-SIM 10+」表

SIMロック解除アダプタ(SIM下駄):R-SIM 10、R-SIM 10+の購入先

「R-SIM 10」、「R-SIM10+」は現在の最新のSIMロック解除アダプタで、Amazonなどのインターネットショッピングで簡単に購入ができます。ただし、多くの業者が同じR-SIMを販売している中に偽物を販売している業者もあるため注意が必要です。筆者は実際に「R-SIM 10」、「R-SIM10+」を購入し正規品であること、動作することを確認しましたので、実際に購入して問題のなかった「R-SIM 10」、「R-SIM10+」の販売業者をみなさんに紹介します。

  • 当サイトで実際に利用したR-SIMの販売先を載せていますが当サイトで動作を保証するものではありません。その点はご了承ください。

筆者の「R-SIM10」購入先業者

筆者の「R-SIM10+」購入先業者

購入したR-SIMが本物かどうかチェックする

購入したSIMロック解除アダプタ(SIM下駄)「R-SIM 10」、「R-SIM10+」が正規品かどうかを最初に調べておく必要があります。R-SIMには偽物があり、正規品でなければ正しく動作しません。確認の手順は「R-SIM 10」と、「R-SIM10+」どちらも基本的に同じです。確認するにはまず下記ページへ移動してください。R-SIM自体中国製品ですので下記ページは中国のサイトになりますが、特に怪しいサイトではありませんので安心してください。

R-SIMの後ろのステッカーを擦るとシリアル番号が出てきます。

SIMロック解除アダプタ(SIM下駄)「R-SIM 10」裏SIMロック解除アダプタ(SIM下駄)「R-SIM 10+」裏

上段のところには擦って表示されたR-SIMのシリアル番号を入力します。下段には画像で表示されているアルファベットを入力してください。するとシリアルの結果ができます。

r-simのシリアル確認画像

  • シリアルコードは1回のみしか調べることができません。2回目以降は偽物と表示されますので注意してください。

本物の場合は下記のような言葉がでます。中国語と英語ですが、同じ言葉であれば正規品です。

r-sim正規品の画像

偽物だったり2回目以降にシリアルを確認した場合は以下のような言葉になります。

r-sim偽物

SIMロック解除アダプタ(SIM下駄)を使ったiPhoneのSIMロック解除してSIMフリー化する手順

ソフトバンクのiPhone

ソフトバンクのiPhone 6 のSIMロック解除アダプタ(SIM下駄)を使ったSIMロック解除してSIMフリー化する手順の詳しい内容は下記のページに掲載しています。

auのiPhone

auのiPhone 5 のSIMロック解除アダプタ(SIM下駄)を使ったSIMロック解除してSIMフリー化する手順の詳しい内容は下記のページに掲載しています。

SIMロック解除アダプタ(SIM下駄)設定時に起こる特有のトラブル

SIMロック解除アダプタ(SIM下駄)でSIMロック解除設定する時によく起こる問題があります。下記の2点が主によく起こりうる問題です。

  • 設定ミスによるSIMロック解除アダプタの動作不良
  • 圏外病:iPhoneが格安SIMカードで通信回線をキャッチできず圏外となる

設定ミスによるSIMロック解除アダプタの動作不良

設定ミスによる動作不良はSIMカードのセットをやり直すことでもう一度設定することが可能になります。

圏外病:iPhoneが格安SIMカードで通信回線をキャッチできず圏外となる

圏外病とは、iPhoneが格安SIMカードの情報にある通信回線をキャッチできず圏外となってしまい、「NTT docomo」が表示されない現象です。

圏外病が発生してしまった場合はSIMカードをドコモのスマホ等にセットし通信を復活させる必要があります。

auのiPhone 5

auのiPhone 5シリーズ等では特によく起こる問題です。

ソフトバンクのiPhone 6

auのiPhone 5シリーズ等では特によく起こる問題でしたがソフトバンクのiPhone 6では頻度が少なくなっています。そのため、ソフトバンクのiPhone 6ではauのiPhone 5シリーズに比べてSIMロック解除アダプタ設定の敷居が非常に低いと考えてよいでしょう。

プチ圏外病

auのiPhone 5

筆者の環境ではauのiPhone 5にR-SIM10を使った場合、4G LTEをONにしたままiPhone 5の再起動をした時、表示が3Gのままになってしまい4G LTEの電波を受信しなくなる「プチ圏外病」が発生しました。

ソフトバンクのiPhone 6

筆者の環境ではソフトバンクのiPhone 6にR-SIM10を使った場合、4G LTEをONにしたままiPhone 6の再起動をした時、3Gのままになってしまい4G LTEの電波を受信しなくなる「プチ圏外病」が発生しました。

圏外病の対策

プチ圏外病や、格安SIMカードの認識が悪い場合

圏外病になったり格安SIMカードの認識が悪い場合はSIMロック解除アダプタ(SIM下駄)と格安SIMカードの接触を確認してください。また、機内モードのON、OFFを繰り返し30秒ほど待ってみるとdocomoの表示が現れるようになることがあります。設定メニューは出るがSIMなしになる場合は一旦電源を落としてSIMカードを抜き、iPhoneの電源を入れてからSIMカードを入れ直します。

アクティベーションになってしまう場合

SIMカードを抜き差しを何度か行っているとアクティベーションになってしまう場合があります。その場合、アクティベーション用のSIMカードをSIMロック解除アダプタに乗せiPhoneに装着して圏外などSIMなし以外の状態にしてください。大抵は圏外の表示なっていると思います。その後設定画面が現れると思いますが確実な設定をする必要はありませんから、auのiPhoneなら「JP AU」、ソフトバンクのiPhoneなら「JP SoftBank」のみ正確に選び後は適当で結構です。設定完了後、ホーム画面に戻ったら格安SIMカードを乗せ替えて正しい設定をしましょう。

キャリア選択を手動にした場合

キャリア選択を手動にした場合「ネットワークリスト」が読み込めない場合があります。その場合はキャリア選択を自動に変更して設定しましょう。

重度の圏外病になった場合

それでも圏外から復帰しない場合は重度の圏外病になっておりiPhone単体で圏外病から脱出することはほぼ不可能となります。その場合、修正にはSIMフリースマホやドコモのスマホが必要となります。

重度の圏外病対策機器

重度の圏外病を克服するためには以下のいずれかの機器が必要になります。

  • SIMフリーのスマホ
  • 中古のドコモスマホ

SIMフリースマホはAmazonで4,980円程度から手に入ります。ドコモの中古のスマホは中古の携帯ショップ等で手に入ります。おすすめは新品で必ず動くAmazonで購入出来るSIMフリースマホです。

重度の圏外病からの復帰手順

重度の圏外病に見舞われた場合、SIMフリースマホやドコモの機種にSIMカードをセットしただけでは治りません。その場合はSIMフリースマホ やドコモのスマホにSIMカードをセットし、圏外のままキャリアの選択を自動から手動にしてNTT DOCOMOが表示されるのを待ち(1分ほど)NTT docomoを選択すると圏外病から脱出できます。

SIMロック解除アダプタ(SIM下駄)でiPhoneをSIMロック解除してSIMフリー化するまとめ

格安SIMカードで利用されている通信環境はドコモの通信回線か、auの通信回線が利用されています。そして、iPhoneは契約時に利用できる通信回線が固定される「SIMロック」がかかっているため他社の通信環境利用したサービスを利用するためには「SIMロック解除してSIMフリー化」する必要があることがわかりました。

すべてのiPhoneでSIMロック解除してSIMフリー化が必要なわけではなく、ソフトバンクのiPhoneや、auのiPhone 5以前ではSIMロック解除が必要になってくることも理解できたと思います。これ以外のiPhoneをご利用の人は特別な理由がない限り契約時の通信回線にあった格安SIMカードを選ぶことをすすめします。そのほうが後々利用上でのトラブルが少なく安定して利用できることが保証されます。

SIMロック解除してSIMフリー化が必要なiPhoneをご利用の人はSIMロック解除アダプタ(SIM下駄)を利用してしてSIMフリー化を進めてください。ソフトバンクとau、それぞれの安くて安定したSIMロック解除方法の詳しい手順は下記のページに掲載しています。

2017年6月現在、SIM下駄の、R-SIM 10や、R-SIM 10+等ではなく、新星SIMロック解除アダプタ「SmartKing X(通称:スマキンX)」でSIMロック解除する方が圧倒的に安定して利用できることが実証されました。

今後は、「SmartKing X」でSIMロック解除する事をオススメします。「SmartKing X」でSIMロック解除する方法は下記のページで詳しく解説しています。ソフトバンクiPhoneで解説していますがauのiPhoneでも同じです。

SIMロック解除アダプタ(SIM下駄)を利用したSIMロック解除でソフトバンクのiPhoneやauのiPhone 5以前の機種でも格安SIMカードを利用することができますので毎月の利用料金を大幅に節約できます。SIMロック解除してSIMフリー化にかかる費用も数百円程度ですので安心です。

  • SIMロック解除アダプタで使える格安SIM 公式ページ:LINEモバイル

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