スマートキングXでSIMロック解除できなくなったiPhoneの対策はある?

  • 公開日:2017/10/19
  • 更新日:2018/08/04

SIMロック解除アダプターの中でも断トツに使い勝手が良かったスマートキングX(SmartKing X)で10月5日以降正常にSIMロック解除できない現象が起きています。すでに利用中方は正常に使えていますが、今後新たにSIMロック解除を行う方にとってどのような選択肢が1番なのか、また、対策する方法について様々な角度から詳しく解説します。

この記事は約 分で読めます。(文字)

スマートキングXでSIMロック解除不可能になった

現在SIMロック解除アダプタでベストセラーになっているスマートキングX(SmartKing X)が利用不能になっています。スマートキングX(SmartKing X)は非常に簡単にiPhone 6やiPhone 5s、iPhone 5をSIMロック解除でき、さらにテザリングまで利用可能にするという今までにない優れたSIMロック解除アダプタでした。しかし、10/5あたりから突然利用でき無くなっています。

利用不能になるのはiPhoneのアクティベーションを行う時です。スマートキングX(SmartKing X)はアクティベーションによってSIMロック解除ができますが、このアクティベーションができなくなっています。

現在はまだ10月5日までにアクティベーションによるSIMロック解除を終わらせたiPhoneは使えていますが、再設定をするときや再起動で再度アクティベーションの必要が発生した時は、SIMロックが解除できなくなります。今現在使えている方はできるだけ、スマートキングX(SmartKing X)を抜かないようにしてください。

Appleが対策をしたと予測

明確な理由は分かりません。ただ、スマートキングX(SmartKing X)が悪いのではなくAppleが対策をしたようです。iOS11.0.2にアップデートしたiPhoneだけスマートキングX(SmartKing X)が使えなくなっているということではありません。iOS10.3.3でアップデートが止まっているiPhone 5でも同じ現象が起こっています。つまり、iOSアップデートによるスマートキングX(SmartKing X)の無効化が原因ではなく、Appleのアクティベーションサーバーでアクティベーション識別がより強化されたのだと推測しています。

現在のようなアクティベーションタイプのSIMロック解除アダプタは、Appleのアクティベーションサーバーに情報の相違を発生させることになります。そのため、スマートキングX(SmartKing X)登場と同時にいつかは対策されるのではないかと思っていました。

スマートキングX(SmartKing X)はアクティベーションの際にiPhoneの情報がSIMフリーであるかのようにAppleに送信します。しかし、その情報には正規のSIMロック情報も含まれているのでしょう。その情報を感知してAppleは本当にSIMフリーiPhoneなのかSIMロックを誤魔化しているのか見分けるようにシステムを変更したのかもしれません。

つまり、もしも、スマートキングX(SmartKing X)の次世代タイプが現れるとしたら、このSIMロック情報を漏らさないタイプになると思います。

おそらくイタチごっこになる可能性が高く、新しいSIMロック解除アダプタがまた登場し、その対策がされ、またさらに新しいSIMロック解除アダプタが登場するということになるでしょう。

今はまだ新しいタイプのSIMロック解除アダプタは販売されていないので今は見守るしかありません。

手動SIMロック解除でごまかしながら使う

スマートキングX(SmartKing X)はアクティベーションによる自動SIMロック解除以外に手動によるマニュアルSIMロック解除もできます。やり方は下記のページで詳しく紹介しています。

しかし、この方法は今までのアクティベーションSIMロック解除よりも質の低いSIMロック解除になります。頻度高めの圏外病の発生、テザリングの封鎖があります。また、圏外病は深刻なタイプでアンドロイドスマホでは圏外病から復帰できない場合があります。結局は以前のSIMロック解除アダプタ時代に逆戻りになってしまっています。次期SIMロック解除アダプタの早い開発が望まれます。

SIMカードが壊れるという例も

スマートキングX(SmartKing X)のマニュアルSIMロック解除を行なった場合、最悪SIMカードが壊れるという情報もあります。これは今までのSIMロック解除アダプタではまったく起こらなかったことです。

注意しても電子部品の電磁的故障になるので注意のしようがありません。壊れないことを祈るだけです。

正規で使える格安SIMに乗り換えて対策

現状スマートキングX(SmartKing X)によるSIMロック解除は便利なアクティベーションSIMロック解除が使えず、手動によるマニュアルSIMロック解除になります。同じSIMロック解除であっても品質が下がります。1年前であればそれでもSIMロック解除アダプタを使わなければ格安SIMが使えないという人が多くいました。特にソフトバンクのiPhoneで使える格安SIM無かったからです。

しかし、現在は違います。ソフトバンクのSIMロック解除できないiPhoneでもauのSIMロック解除できないiPhoneでも使える格安SIMがあります。SIMロック解除アダプタが正常に動作しないならこれらの格安SIMを利用するしかありません。

auのiPhoneならマイネオ(mineo)かUQモバイル

auのSIMロック解除できないiPhoneの場合はマイネオ(mineo)かUQモバイルを利用しましょう。

ただ、SIMロック解除してどの格安SIMを使うかにもよりますが、auの回線は3G電波のみでのデータ通信ができない点、テザリングができない場合もあるという点を考慮しておかないといけません。

3G電波に関しては、普段の生活圏ではだいたい4G LTEが行き届いているので滅多に困ることは少ないと思います。ただ、テザリングに関しては必要な場合、モバイルルーター等を利用し、別にもう一つ契約をするなど工夫が必要になります。ただ、SIMロック解除アダプタを利用しても結局テザリングできないので、こうしたau回線の契約を使う方が確実に使えるため便利がいいでしょう。

ソフトバンクのiPhoneならb-mobileスマホ電話SIM

ソフトバンクのSIMロック解除ができないiPhoneならb-mobileのスマホ電話SIM、1択です。電話も使えデータ通信もできるソフトバンクiPhone対応の格安SIMはb-mobileにしかありません。

b-mobile S スマホ電話SIMでもテザリングはできないのですが、SIMロック解除アダプタを使った場合でも同じなので、この格安SIMを選ぶべきです。

格安SIMの中ではあまりおすすめというわけではないのですが、これしか方法がありません。ただ、全く使えないということはありませんので一時しのぎとして使うにはいいでしょう。

新しいiPhoneに買い換える

格安SIMをどうにかするのではなく、iPhoneをどうにかするというのも一つの手です。財布に余力があるのならiPhone 7、iPhone 8、iPhone Xに買い替えをしましょう。SIMフリーiPhoneなら買っても4年は使うことができるでしょうから、大損ということにはなりません。今のiPhoneも値段によっては中古買取に出してもいいでしょう。

格安SIMを契約したばかりで違約金が発生しても乗り換えがおすすめ

スマートキングX(SmartKing X)が使えることを見越してドコモ回線の格安SIMを選んだ場合、音声SIMを契約すると解約には違約金が発生します。およそ10,000円程度です。かなり勿体無い出費にはなってしまうのですが、圏外病を頻発してしまう状態になるよりはマシです。

圏外病はいつなるのか予兆が分かるわけではありません。気づけば圏外病になっている場合が多いです。頻度も3日で発生する場合、1週間で発生する場合など様々で定期的になるというわけではありません。場合によっては24時間内に発生することもあります。

圏外病になってしまうと電波の修復に時間がかかりますし、それ相応の別のスマホも必要になります。非常に手間で1年もそれを我慢して使うより違約金を払ってでもマイネオ(mineo)、UQモバイル、b-mobile S スマホ電話SIMに乗り換えた方が便利で快適に使えます。

スマートキングXでSIMロック解除できなくなったiPhoneの対策はある? まとめ

スマートキングX(SmartKing X)や、同種のSIMロック解除アダプタでのSIMロック解除が出来ない、または、手動のみになり、iPhoneの利用が快適ではなくなっています。新しいSIMロック解除アダプタがいつ頃発売されるのかは分かりません、それまで我慢して圏外病と闘う余裕がある人はそのままでもいいのですが、手間をかける面倒さから解放されたい場合は、SIMフリーiPhoneを買うか、マイネオ(mineo)、UQモバイル、b-mobile S スマホ電話SIMに乗り換えをおすすめします。

▲ ページの先頭へ戻る

このページの目次

目次