格安SIMのかけ放題を徹底比較解説【2017年7月最新】

  • 公開日:2017/07/14
  • 更新日:2018/08/04

格安SIMかけ放題」を徹底比較してランキング化。格安SIMに乗り換えたいけど音声通話もそれなりに使うのでかけ放題などの通話オプションは欲しい。しかし現在の格安SIMには、かけ放題や半額通話アプリ、LINE電話、IP電話等色々と通話オプションの種類があり少し複雑に感じます。そこで、格安SIMにはどのような通話オプションがあり、どの格安SIMと通話オプションを選択すると本当にお得なのか、各格安SIM毎にどの様なメリット・デメリットがある通話オプションが提供されているのかを徹底的に比較解説します。ドコモ、au、ソフトバンクといった大手3大キャリアとの通話オプションも比較して解説しています。ドコモ、au、ソフトバンクから格安SIMに乗り換えてかけ放題などの通話オプションを契約するときの参考にもなります。最後はベスト3のランキング形式でおすすめの格安SIMと通話オプションのセットを紹介します。

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格安SIMの音声通話SIMで使えるかけ放題の種類

格安SIMの音声SIM(音声機能付きSIM、音声通話機能付きSIM、デュアルプラン)で使えるオプション「かけ放題オプション」を比較してみたいと思います。まずは、格安SIMの音声SIMで使えるかけ放題系オプションは現在どんなものがあるのか紹介します。

無制限のかけ放題

無制限のかけ放題というのはドコモ、au、ソフトバンクにあるカケホーダイ、カケホ、通話定額等がこれにあたり、格安SIMにもこれらと同じ「国内通話完全無料」のかけ放題があります。

今現在、「国内通話完全無料」を提供している格安SIMは「楽天モバイル」です。楽天モバイルの国内通話完全無料のかけ放題は単純に「かけ放題」という名称のオプションになっています。月額料金は月に2,380円です。

音声通話回線での国内通話完全無料かけ放題は今のところ「楽天モバイル」でしか提供されていないため、長電話が多く通話料金を安く節約したい人は楽天モバイルのかけ放題を選ぶことになります。

無料通話つきのかけ放題

格安SIMには無料通話がついたかけ放題もあります。月に30分や、60分と設定された時間内で無料通話が使えるタイプのオプションです。

このオプションは30分や60分とチャージされた無料通話時間分から通話した時間分が減っていくことになります。1ヶ月のトータル通話時間が30分未満や60分未満であることが分かっている場合には有効なオプションです。

mineoで「通話定額30」「通話定額60」、BIGLOBE SIMで「通話パック60」、UQモバイルで「たっぷりプラン」と言う名称で提供されています。

1回の通話毎に時間制限するタイプのかけ放題(1分、3分、5分、10分)

格安SIMで今一番多いのが、1回毎の通話数分が設定時間以内なら何度でも無料にするというかけ放題オプションです。今現在各社から提供されている1回毎の通話分数の設定時間は、1分、3分、5分、10分があります。

例えば「10分かけ放題」を契約した場合、一回の通話時間が10分以内であれば完全に無料になります。もし10分過ぎて通話をしてしまった場合は通話時間10分までの料金が無料となり、10分以降の通話料金のみが発生します。つまり一回の通話あたり何分かけたとしても10分以内の通話料の部分は必ず無料になるという仕組みです。

1分かけ放題から始まり、3分、5分、10分と使う時間に合わせて細かく選べるのも特長です。このかけ放題を採用している格安SIMは後で後述しますが、10社以上あります。

ドコモ、au、ソフトバンクのかけ放題ライト、スーパーカケホ、通話定額ライトは格安SIMの「5分かけ放題」と同じ仕様で、5分以内の通話を無料にします。

月額料金は5分かけ放題で850円程度です。これは格安SIMの音声通話基本料金(多くの格安SIMが700円前後)と別にかかる費用となりますので合わせて考えると1,550円程度となります。

ドコモ、au、ソフトバンクのかけ放題ライト、スーパーカケホ、通話定額ライトと比べて月額150円ほど安い料金になっています。

誰でも使える「だれでもかけホーダイ」

通常、格安SIMのかけ放題オプションというのは契約した格安SIMで提供されているかけ放題オプションしか選べません。そのため、どのかけ放題オプションを選ぶかで契約する格安SIMも変わってくる場合もあります。

しかし、どの格安SIMを契約していても選択可能なオープンかけ放題オプションと言うものがあります。それはFREETELがサービスを提供している「だれでもカケホーダイ」です。

かけ放題オプションが格安SIMのトレンドになっていると言っても、かけ放題オプションのない格安SIMもあります。その場合、使いたい格安SIMにかけ放題オプションがなくても、だれでもカケホーダイを使ってかけ放題オプションを利用することが可能となります。

だれでもカケホーダイはオプションの中で「1分かけ放題」「5分かけ放題」「10分かけ放題」の3つのメニューから選ぶことができます。

それぞれの月額料金は時間に合わせて変わります。

オプション名月額国内通話料国際通話料
1分かけ放題299円最初の1分間0円10円/30秒(非課税)
5分かけ放題840円最初の5分間0円10円/30秒(非課税)
10分かけ放題1,499円最初の10分間0円10円/30秒(非課税)
半額通話0円10円/30秒(税別)10円/30秒(非課税)

1分かけ放題というのはFEETELのだれでもカケホーダイにしかないメニューです。1分かけ放題で十分という場合は「だれでもカケホーダイ」を選ぶと良いでしょう。

1分かけ放題はどんな場合に使うのかというと、すごく短い時間で連絡ができる場合と考えた方が良いでしょう。しかし実際1分未満で会話が終わることは少ないと思います。通話時間は平均でだいたい2分から3分程度と総務省では発表しています。

そういったことを考えると電話の相手が国内完全無料のかけ放題を利用していて、そこに電話をし、かけ直してもらう場合等に使うのが一番妥当だと思います。また、完全かけ放題でなくてもLINE無料通話やSkype、ハングアウトなどのIP電話で通話料無料にする場合に一旦コールしてどのアプリでかけ直すのか伝えるという場合になら使えます。

総務省の発表から、ごく短い通話や、少し長めの通話等が混じって、平均2分から3分という結果になっていると考えられます。おそらく10分程度の通話も混じってくると思います。時と場合によって通話時間というのは大きく変動しますから1分の時もあれば、10分、それ以上の時もあります。

総務省による国民の音声利用グラフ

出典元:総務省「電気通信の利用状況」

かけ直してもらったり、IP電話でかけ直したりする場合以外は最低でも3分以上のかけ放題を選択するべきでしょう。

番外編:半額通話アプリ(との併用)

格安SIMには半額通話アプリというものがあります。携帯電話回線の通話料金はプランにもよりますが、30秒20円が標準的です。この通話料金を半額にできるのが半額通話アプリです。通話料金が30秒10円になります。

通話種別 課金単位時間 通話料金
標準通話料金 30秒 20円
半額通話アプリ 30秒 10円

これは月額料金が無料で、多くの格安SIMで提供されています。また、契約した格安SIMにある半額通話アプリだけしか選べないわけではなく、契約外の会社が提供している半額通話アプリからも選べます。

楽天モバイルやDMMモバイル、G-Callの半額通話アプリをダウンロードしてクレジットカード登録すればどんな格安SIMを契約していても使えるようになります。

格安SIMブランド毎のかけ放題

次に格安SIM毎にあるかけ放題オプションを紹介し比較してみます。

LINEモバイルのかけ放題

LINEモバイルでは通話に関するサービスが大きく3つほどあります。

10分電話かけ放題

ラインモバイルには10分かけ放題があります。「10分電話かけ放題」という名称のオプションになっています。

名称からも分かるように「1回の通話毎に時間制限するタイプのかけ放題」で電話をかけるたびに10分以内の通話時間の通話料を無料にできるオプションです。

月額料金は880円。格安SIM各社かけ放題オプションは5分で850円程度が標準と紹介しました。しかし、LINEモバイルの場合は10分で880円です。通話時間は通常の2倍、だれでもカケホーダイと比べると料金は1/2、かなりお得なかけ放題です。

いつでもでんわ

LINEモバイルにある「いつでもでんわ」は通話料金を節約するためのサービスです。LINEモバイルが用意した「いつでもでんわ」アプリから電話をかけることによって30秒20円の携帯電話業界標準の通話料を30秒20円にできます。さらに月額料金は無料。LINEモバイルで音声SIMを契約している人は誰でも使うことができます。

たくさん電話をすればするほどこの半額の差は大きく開いてきます。例えば1時間電話した場合、2,400円の通話料がかかりますが、「いつでもでんわ」を使うと1,200円になります。たった1時間の通話で1,200円もの差が出るので音声SIMを契約したら必ずインストールし、いつでも使えるようにしておくと良いでしょう。

LINEの無料通話

また、LINEモバイルの場合はカウントフリーと言う機能も使えます。10分かけ放題で電話をかけ、会話が長くなりそうな場合はLINEの無料通話でかけ直すといいでしょう。

カウントフリーとは?

カウントフリーというのは指定されたアプリやコンテンツに対して通信量を節約するサービスです。LINEモバイルの場合は、カウントフリーによって指定したアプリやコンテンツは全て使い放題になります。LINEモバイルのカウントフリーはLINE、Facebook、Twitter、Instagram、LINEミュージックと多岐にわたります。

これらのアプリを使うと必ず通信が発生します。1MBから場合によっては数GBに及ぶことがありますが、LINEモバイルのカウントフリーはこれらのアプリの通信によって発生する通信量に対しては一切ユーザーの契約プラン通信容量へは影響しないようになっています。つまりどれだけ通信を使っても通信残容量は減りません。

また、指定アプリ以外のコンテンツやアプリを使って通信残量が0になってしまった場合においてもLINEモバイルのカウントフリー指定アプリ、コンテンツに対しては通信速度の制限を行いません。本来であれば、通信容量が底をついている時は通信速度が200KbpsとメールやLINEが精一杯の通信速度になってしまいます。しかし、LINEモバイルであれば指定アプリ、コンテンツ使用の時だけ通信速度は高速に戻り、快適な通信ができるようになります。

また、LINEモバイルであればLINEアプリやFacebook、Twitter、Instagramがデータ通信使い放題になるカウントフリーですから、LINE無料通話の通信量も気にしなくていいとこが長所です。

LINEモバイルのカウントフリー対象項目

LINEモバイルのカウントフリーはLINEアプリやFacebook、Twitter、Instagram、LINEミュージックが対象になります。

カウントフリー対象アプリカウントフリー対象機能カウントフリー対象内容MUSIC+プラン対象項目コミュニケーションフリープラン対象項目LINEフリープラン対象項目
LINEアプリトーク機能メッセージ送受信動画送受信画像送受信
タイムライン機能投稿閲覧
LINE無料電話音声通話ビデオ通話
スタンプダウンロード・着せ替えダウンロードダウンロード
アカウント設定各種通信
その他画面表示各種通信
友達一覧表示・友達追加友達申請友達申請受信
Twitterタイムライン機能投稿閲覧-
メッセージ機能テキスト送受信動画送受信画像送受信-
プロフィール編集各種編集内容-
各種通知ホーム通知ニュース通知お知らせ通知-
Facebookタイムライン機能タイムライン、ニュース投稿、閲覧画像投稿動画投稿-
各種通知リクエストお知らせその他通知-
プロフィール編集各種編集内容-
Instagramタイムライン機能投稿、閲覧動画投稿、閲覧画像投稿、閲覧-
ストーリー機能投稿、閲覧-
検索検索、結果表示-
アクティビティ活動の投稿、閲覧-
ダイレクトメッセージメッセージの送受信-
プロフィール編集各種編集内容-
LINE MUSIC音楽ダウンロード楽曲のダウンロードに関わる通信--
ホーム画面表示利用--
カテゴリ画面表示利用--
検索画面表示利用--
マイミュージック画面表示利用--

LINEモバイルの通話オプション

通話オプション
料金内容
10分電話かけ放題月額880円1回の通話につき10分の通話料が無料になります。
いつでもでんわ月額0円

通話料30秒20円が30秒10円になります。

LINE無料電話月額0円

通話料無料、カウントフリーで通信量も無料になります。

楽天モバイルのかけ放題

楽天モバイルでは通話に関するサービスが大きく2つほどあります。

かけ放題

楽天モバイルのかけ放題は上記でも紹介しましたが、国内通話が全て無料になる完全なかけ放題です。ドコモやau、ソフトバンクにあるかけ放題系サービスと全く同質のオプションです。月額2,380円で、国内での通話は全て無料になります。

格安SIMの中で唯一と言ってもいいサービスです。特にガラケー相手に長電話をしたい、仕事で会社外の人相手によく長時間通話で利用する人の場合は楽天モバイルを選ぶしかありません。

実はY!mobileにも国内通話かけ放題のサービスがあります。Y!mobileは格安SIMというより、ソフトバンクのサブブランドとなっているので、上記では紹介しませんでしたが、Y!mobileを選ぶという選択もできます。

Y!mobileの場合、通常の料金プランに1,000円を追加することで国内通話が完全かけ放題になります。オプションの名称は「スーパー誰とでも定額」という名称です。

2つを比較した場合プランによりますが、かけ放題になるオプションを追加した状態ではY!mobileの方が安い月額料金になります。

契約会社 楽天モバイル Y!mobile
オプション かけ放題 2,380円 スーパー誰とでも定額 1,000円
データ通信 3.1GBデータ通信 900円 スマホSプラン1GB 1,980円
音声通話基本料 音声通話700円 スマホSプランに含む
合計 3,980円 2,980円

ただし、Y!mobileの場合は1年で割引がなくなるため2年目以降は楽天モバイルと同じ料金になります。

契約会社 楽天モバイル Y!mobile
オプション かけ放題 2,380円 スーパー誰とでも定額 1,000円
データ通信 3.1GBデータ通信 900円 スマホSプラン1GB 2,980円
音声通話基本料 音声通話700円 スマホSプランに含む
合計 3,980円 3,980円

2年目以降の比較

ここまでの料金比較だとY!mobileを使った方が安いように思えますが、実は楽天モバイルにも分があります。

国内完全かけ放題を使いたくてY!mobileを選んだ場合、使い続けている間に実は完全なかけ放題が必要なかった、もしくは必要がなくなったという場合があります。この場合に「スーパー誰とでも定額」を解除すれば良いのですが、スーパー誰とでも定額を解除してもスマホSプランの月額料金は2,980円も支払い続けなくてはなりません。

しかし、楽天モバイルの場合は「かけ放題オプション」を解除すると月額料金は1,600円。途中でかけ放題がいらなくなった場合は楽天モバイルの方が安く使うことができるようになります。

また、Y!mobileの場合は2年自動更新契約ですが、楽天モバイルの音声SIMは1年間の最低利用期間契約です。楽天モバイルなら契約から1年経てば解約しても解約料金は必要ありませんので別の格安SIMへ乗り換えることもY!mobileへ乗り換えることもできます。Y!mobileの場合はスーパー誰とでも定額が必要ないから他の格安SIMに乗り換えようと思っても結局2年待たなくてはなりません。2年間2,980円を支払い続けるというのは楽天モバイルに比べ毎月1,300円程度高いのと同じことになります。

こういった面と、格安SIM自体の総合力を比較するとで楽天モバイルをお勧めします。

楽天でんわ

楽天モバイルには「楽天でんわ」というアプリがあります。このアプリは通話料金を半額にする機能があります。30秒20円の通話料金が30秒10円になります。楽天でんわはどの格安SIMでも使える半額通話アプリです。また、楽天モバイルを契約した場合は「5分かけ放題」「かけ放題」のサービスを「楽天でんわ」から使うことになります。

UQモバイルのかけ放題

UQモバイルのかけ放題は5分かけ放題がセットになった「おしゃべりプラン」、30分、60分、90分の無料通話がついた「ぴったりプラン」があります。

おしゃべりプラン

「1回の通話毎に時間制限するタイプのかけ放題」と、「無料通話つきのかけ放題」があります。5分かけ放題や無料通話が選べる格安SIMですが、ドコモ回線の格安SIMに比べ基本料金が高いのが残念なところです。5分かけ放題ならドコモ回線で選んだ方がいいですし、もっと言えばLINEモバイルを選んだ方がお得です。

ただ、au回線が使いたい、auのSIMロック解除できないiPhoneで、SIMロック解除アダプターを使ってSIMロック解除したくないという場合はUQ mobileを使う価値がありますし、無料通話のぴったりプランが使いたい場合にも価値があります。

通話オプション かけ放題 無料通話
おしゃべりプランS 5分かけ放題 -
たっぷりプランS - 30分
おしゃべりプランM 5分かけ放題 -
たっぷりプランM - 60分
おしゃべりプランL 5分かけ放題 -
たっぷりプランL - 90分

特に問題がないのであればSIMロック解除アダプターでau iPhone をSIMロック解除してLINEモバイル等を選択したほうがいろいろお得に使えることが多いのでオススメです。

SIMロック解除アダプターSmartKing X(スマートキングX)を使ったSIMロック解除のやり方は下記のページで詳しく解説しています。興味があればご覧になってください。

たっぷりプラン

UQモバイルの「たっぷりプラン」は無料通話がつくプランです。30分、60分、90分の3通りから選ぶことができます。一回の通話時間が分からない、長い時もあれば短い時もあるという方が無料通話を選んでいます。

通話オプション 無料通話
たっぷりプランS 30分
たっぷりプランM 60分
たっぷりプランL 90分

FREETELのかけ放題

FREETELのかけ放題は「1回の通話毎に時間制限するタイプのかけ放題」で、名称は「だれでもカケホーダイ」です。1分、5分、10分の3つの中から選ぶことになります。1分かけ放題は上記で紹介した通り、かけ直ししてもらったりする場合に便利なオプションです。5分、10分のかけ放題に関してはLINEモバイルの「10分電話かけ放題」の方がお得です。

LINEモバイルとFREETELの格安SIM自体を総合的に比較した場合、カウントフリー機能がLINEモバイルとFREETELは似ていますが、LINEモバイルの方がLINE無料通話もカウントフリーになり、その他の速度面やサポート、オプションサービス等を比較してもLINEモバイルの方がおすすめだと思います。

LINEモバイル以外の格安SIMを選択する場合にはFREETELの「だれでもカケホーダイ」のみを利用するといった使い方もできます。

オプション名月額国内通話料国際通話料
1分かけ放題299円最初の1分間0円10円/30秒(非課税)
5分かけ放題840円最初の5分間0円10円/30秒(非課税)
10分かけ放題1,499円最初の10分間0円10円/30秒(非課税)
半額通話0円10円/30秒(税別)10円/30秒(非課税)

FREEELでんわ

だれでもカケホーダイは「FREETELでんわ」というアプリを使って電話します。このアプリは通話料金を半額にする機能も持ち合わせています。30秒20円の通話料金が30秒10円になります。どの格安SIMを使っていてもインストールし、使うことができます。

マイネオ(mineo)のかけ放題

マイネオ(mineo)のかけ放題は「1回の通話毎に時間制限するタイプのかけ放題」で名称は「5分かけ放題」です。5分かけ放題だけです。5分かけ放題、月額850円という標準的なオプションになっています。実際5分のかけ放題で通話をほぼ無料にできるのかというと少し不安があります。5分で用件を伝え、返事を聞く場合、早口だとやり取りが多くできますが、電話の場合やはり、聞き返しがあります。一度伝えたことを聞き返すということが発生したり、ついでに色々とコミュニケーションもすると思いますから、実際5分というのは短い場合もあるので気をつけてください。時間が足りないように感じる場合はLINEモバイルのように10分ぐらいのかけ放題を持っている格安SIMか、FREETELの「だれでもカケホーダイ」を利用する、さらに長い長時間通話を頻繁に行う場合は楽天モバイルのような完全かけ放題を検討してもよいでしょう。

マイネオ(mineo)の通話オプション

かけ放題料金内容
5分かけ放題月額850円1回の通話につき1分の通話料が無料になります。

また、かけ放題系のオプションではなく無料通話系のオプション「通話定額30」「通話定額60」もあります。「通話定額30」は月に30分の無料通話が使えるオプション、「通話定額60」は月に60分の無料通話が使えるオプションです。しかし、この通話定額オプションは半額通話アプリを使った方が安くなります。ただし、マイネオ(mineo)にはau回線のプランもあります。auのiPhoneを使いたいという人はマイネオ(mineo)のAプランを選んで5分かけ放題を使うというパターンを選んでも良いと思います。

「通話定額30」は月額840円、「通話定額60」は月額1,680円です。通話定額の場合は30秒20円で計算されます。もしも半額通話アプリを使った場合、30秒10円なので840円あれば42分、1,680円あれば、84分の電話ができます。マイネオ(mineo)の「通話定額30」「通話定額60」だけは使わないようにしましょう。

mineoでんわ

マイネオ(mineo)には「mineoでんわ」というアプリがあります。このアプリは通話料金を半額できます。30秒20円の通話料金が30秒10円になります。

DTI SIMのかけ放題

DTI SIMのかけ放題は月額780円の5分かけ放題です。5分かけ放題の中ではかなり安い料金です。しかし、LINEモバイルのかけ放題は+100円で10分かけ放題になり、カウントフリーのサービスも充実しています。

さらに、LINEモバイルのかけ放題は「いつでも電話アプリ」を使い、10分を超えた通話でも半額通話で30秒10円になります。

DTI SIMの場合は30秒10円になるような半額通話アプリを使うわけでもありませんので5分を超えた場合は30秒20円かかります。たまたま会話が盛り上がってしまい、電話が長くなってしまった場合でもLINEモバイルの方が通話料金を安くできますから、LINEモバイルを選ぶ方がお得です。

かけ放題料金内容
5分かけ放題月額780円1回の通話につき5分の通話料が無料になります。

Y!モバイルのかけ放題

Y!mobileはソフトバンクのサブキャリアブランドでLCC(ローコストキャリア)と呼称されています。格安SIMのような位置付けですが、厳密には格安SIMではありません。

Y!mobileは楽天モバイルの所でも説明したように、「スーパー誰とでも定額」がありますが、元々の月額料金が格安SIMより高いため、「スーパー誰とでも定額」を解除した時の月額料金があまり安くなりません。もとから約2倍の料金差がありますから月額料金を安くしたいと思っても節約幅は小さくなってしまいます。

ただ、Y!mobileのスマホプランには「10分かけ放題」が標準装備されています。そういった面を考えるとお得に思えますが、同じ「10分かけ放題」で通信容量など比較した場合、月額料金の面ではLINEモバイルの方がお得です。

YmobileSプランとLINEモバイル3GBの比較表

契約会社 Y!mobile LINEモバイル
データ通信 スマホSプラン1GB 2,980円 3GB 1,690円
オプション スマホSプランに含む 10分電話かけ放題
音声通話基本料 スマホSプランに含む 音声通話700円
合計 2,980円 2,570円

LINEモバイルの方が通信容量が多く使えますし、月額料金も安くなります。また、10分を超えた通話料金にも違いがあり、Y!mobileの場合は30秒20円ですが、LINEモバイルは30秒10円です。

こういった違いを考えると国内通話完全通話無料のサービスを求めるなら「楽天モバイル」、10分かけ放題では「LINEモバイル」の方がいいでしょう。

nuroモバイルのかけ放題

5分かけ放題

nuroモバイルのかけ放題は5分かけ放題で月額は800円です。これも格安SIMの標準的な料金から考えると安くなってますね。LINEモバイルの10分電話かけ放題から考えると80円の違いですが、80円安で10分かけ放題が使える方がお得です。

LINEモバイルではカウントフリーでよく使うLINEやFacebook、Twitter、Instagramの通信量分も節約できますから、通信プランを低めにしても使えるので、そういった点でLINEモバイルの方がお得だと思います。

かけ放題オプション月額料金国内通話
10分かけ放題800円10分以内の通話無料、
超過時は10円/30秒
半額通話0円通話半額

nuroでんわ

nuroモバイルには「nuroでんわ」というアプリがあり、通話料金を半額にすることができます。nuroでんわを使うと30秒20円の通話料金が30秒10円になります。

OCNモバイルONEのかけ放題

OCNモバイルONEにはLINEモバイルと同じ「10分かけ放題」があります。LINEモバイルよりも30円安い月額850円。しかも、OCNモバイルONEには050PlusというIP電話サービスがあり、050Plusで使う通信量は無制限になります。LINEモバイルのLINE無料通話が無制限になるというサービスと似ています。

OCNモバイルONEで050Plusを使う場合と、LINEモバイルでLINE無料通話を使う場合を比べると050Plusの場合は月額料金150円が発生しますが、LINE無料通話には月額料金がかかりません。

050Plusはどの電話番号にも電話がかけられますがもちろん通話料金は発生します。一方、LINEモバイルの場合、LINE電話というものがありますが、こちらも通話料も発生しますし、通信量も発生します。カウントフリーではありません。ここはほぼ同条件と考えられます。

OCNモバイルONEとLINEモバイルの比較

契約会社 OCNモバイルONE LINEモバイル
データ通信 3GB:1100円 3GB:1,110円
音声通話基本料 音声通話:700円 音声通話:580円
かけ放題 10分かけ放題:850円 10分かけ放題:880円
オプション 050Plus:150円 LINE無料通話:0円
カウントフリーの対象項目 050Plusの通信量クラウドサービス、マイページ LINE、Facebook、Twitter、Instagram
合計料金 2,800円 2,570円

OCNモバイルONEの方が000円分お得ですが、カウントフリーサービスの対象項目が広く利用頻度の高いものが用意されているためLINEモバイルの方がお得に思えます。

IP電話で050番号を使って電話を多く利用したい場合は「OCNモバイルONE」、LINEアプリで無料通話を多用することを想定している場合は「LINEモバイル」が良いと思います。

OCNモバイルONEの通話オプション

かけ放題料金内容
10分かけ放題月額850円1回の通話につき10分の通話料が無料になります。
OCNでんわ月額0円

通話料30秒20円が30秒10円になります。

050Plus月額150円

データ通信量はカウントフリー

OCNでんわ

OCNモバイルONEは「OCNでんわ」というアプリがあります。このアプリは通話料金を半額にすることができます。30秒20円の通話料金が30秒10円になります。

2017年9月からOCNモバイルONEでは「トップ3かけ放題」と「かけ放題ダブル」という二つのかけ放題オプションが誕生し契約できるようになっています。この2つのかけ放題オプションは他の格安SIMにはない、ちょうどいいかけ放題を実現した形になっています。

「トップ3かけ放題」は1ヶ月の中で通話した料金が高かった上位3つの番号に対して通話料を無料にするかけ放題オプションです。電話番号を指定するのではなく自動的に通話料金が高い電話番号をピックアップして料金を安くしてくれるため、毎月3人までは長電話をしても通話料が割引されます。

「かけ放題ダブル」はOCNモバイルONEの10分かけ放題とトップ3かけ放題を掛け合わせたかけ放題オプションです。通話料が高い3つの番号に対し通話料の無料化が行われ、さらにその他の通話には10分かけ放題が適用されます。通話料が高くなる長電話に対して通話料金を無料にでき、その他の電話でも10分かけ放題による割引ができるので、ほとんどの人はこのかけ放題オプションでしっかり節約できると思います。

今の所、かけ放題オプションの中ではこの「トップ3かけ放題」と「かけ放題ダブル」は一番使いやすそうなかけ放題です。すべての人がこのかけ放題で対応できるとまでは言いませんが、当てはまる人は多いでしょう。楽天モバイルの完全かけ放題、LINEモバイルのLINE無料通話と比べても肩を並べることができるような有力なかけ放題です。

10分かけ放題 トップ3かけ放題 かけ放題ダブル
月額料金 月額850円 月額850円 月額1,300円

「かけ放題」の対象となる通話

1回につき、10分までの通話 国内通話料上位3番号への通話 国内通話料上位3番号への通話
1回につき、10分までの通話

「かけ放題」の対象とならない通話の料金

1回につき、10分を超えた分は、30秒10円 上位3番号以外への通話は30秒10円

上位3番号以外で

10分超過分の通話は、30秒10円


イオンモバイルのかけ放題

イオンモバイルのかけ放題は「10分かけ放題」、月額850円です。イオンモバイルの場合、LINEモバイルと比べ30円安くなります。

また、LINEモバイルと違うのはプランが多いというところです。10分かけ放題が安いのとプランが多いという点で、イオンモバイルの方が良いのですが、カウントフリーサービスの中にある対象アプリをたくさん使う場合はLINEモバイルの方が節約できます。

イオンモバイルで大容量プランを選ぶ場合は、どのようなアプリやサービスに大量の通信量を必要としているのか事前に考えましょう。

もしも、YouTubeやAbema TV、Amazonビデオや音楽サービスを使って大量の通信量が必要だというのであれば、「BIGLOBE SIM」を選びましょう。BLIGLOBE SIMならYouTube、Abema TV、Amazonビデオ、SpotifyやAppleミュージック、Googleミュージックをカウントフリーにできます。

各種SNSやLINEの無料通話等に通信量を多く使う人は「LINEモバイル」を選びましょう。

イオンモバイルとBLIGLOBE SIMとLINEモバイルの比較

契約会社 イオンモバイル BIGLOBE SIM LINEモバイル
データ通信 4GB:980円 3GB:900円 3GB:1,110円
音声通話基本料 音声通話:600円 音声通話:700円 音声通話:580円
かけ放題 10分かけ放題:850円 3分かけ放題:650円 10分かけ放題:880円
オプション 050かけ放題:月額1,500円 - LINE無料通話:0円
カウントフリー月額料金 - 480円 0円
カウントフリーの対象項目 - YouTube、Abema TV、Amazonビデオ、Spotify、Appleミュージック、Googleミュージック、AWA、radiko.jp、Amazon MUSIC LINE、Facebook、Twitter、Instagram
合計料金 3,930円 2,730円 2,570円


イオンモバイルの通話オプション

かけ放題オプション月額料金国内通話
10分かけ放題850円10分以内の通話無料、
超過時は10円/30秒
半額通話0円通話半額
050かけ放題1,500円国内かけ放題

イオンでんわ

イオンモバイルは「イオンでんわ」というアプリがあります。このアプリは通話料金を半額にする機能を持っています。30秒20円の通話料金が30秒10円になります。

050かけ放題

イオンモバイルには月額1,500円の「050かけ放題」サービスがあります。このサービスはIP電話で国内への電話を全て通話料無料にできるオプションです。050から始まる電話番号をもらうことができ、その番号で電話をすることになります。また、電話をかける時「050IP電話」アプリからかけることになります。また、登録には別途1,000円がかかります。050かけ放題はIP電話、つまりインターネットを使った電話ですので通信量が発生します。通話料金は0円になりますが、データ通信料金は高くなります。

BIGLOBE SIMのかけ放題

BIGLOBE SIMのかけ放題は「3分かけ放題」、月額650円です。また、60分の無料通話が使える「通話パック60」もあります。

3分かけ放題、通話パック60両方選ぶこともできますが、ちょっと通話を安くする目的で使うオプションとしては他の格安SIMよりも弱い気がします。

ただ、BIGLOBE SIMは先ほど紹介したYouTube、Abema TV、Amazonビデオ、SpotifyやAppleミュージック、Googleミュージックのカウントフリーが使えるという点で非常に有利です。

YouTube、Abema TV、Amazonビデオ、SpotifyやAppleミュージック、Googleミュージックを使う場合はBIGLOBE SIMでエンタメフリーオプションを申し込み、FREETELが提供している「だれでもカケホーダイ」を使うようにしましょう。

格安SIMカード名かけ放題オプション名月額料金オプション内容
BIGLOBE SIM3分かけ放題月額650円国内通話3分が無料
何度でも使える
BIGLOBE SIM通話バック60
月額650円月間60分の無料通話が使える

エンタメフリー対象サービス サービス内容
YouTube 動画
Amaba TV 動画
Google Play Music 音楽
Apple Music 音楽
Spotify 音楽
AWA 音楽
radiko.jp 音楽
Amazon Music 音楽
U-NEXT 動画

BIGLOBEでんわ

BIGLOBE SIMには「BIGLOBEでんわ」というアプリがあります。このアプリは通話料金を半額にする機能があります。30秒20円の通話料金が30秒10円になります。

NifMoのかけ放題

NifMoのかけ放題は「10分かけ放題」月額830円です。また、IP電話で国内通話がかけ放題になる「NifMoでんわ」月額1,300円もあります。

10分かけ放題は料金面では安い方ですし、NifMoでんわのかけ放題も安い値段です。

ただ、NifMoでんわはIP電話のためあまり通話品質が良くありません。そこに月額料1,300円を支払うのはあまりいい選択ではないと思います。そう考えると、050Plusを多用するなら「OCNモバイルONE」、もしくは、「LINEモバイル」で10分かけ放題を使って、IP電話はLINE無料電話を使う方が良いでしょう。

かけ放題オプション月額料金国内通話
10分かけ放題830円10分以内の通話無料、
超過時は10円/30秒
半額通話0円通話半額
国内かけ放題1,300円IP電話で国内かけ放題

NifMoでんわ

NifMoには「NifMoでんわ」というアプリがあります。このアプリは通話料金を半額にすることができます。30秒20円の通話料金が30秒10円になります。

みおふぉん(IIJmio)のかけ放題

みおふぉん(IIJmio)の格安SIMにもかけ放題があります。みおふぉん(IIJmio)の場合は「3分かけ放題」と「5分かけ放題」が使えます。また、この3分かけ放題、5分かけ放題には家族間での通話を重視できる仕組みが含まれています。

みおふぉん(IIJmio)の3分かけ放題は「誰とでも3分&家族と10分」という名称です。国内の携帯電話や固定電話に対して1回毎に3分以内の通話が無料になります。さらに、家族の場合なら10分以内の通話を無料にしてくれます。

10分かけ放題の「誰とでも10分&家族と30分 」は国内携帯電話、固定電話に対して1回毎に10分以内、家族間の通話は1回毎に30分以内の通話を無料にできます。

月額料金は「誰とでも3分&家族と10分」が月額600円、「誰とでも10分&家族と30分 」は月額830円です。

家族の通話の場合、最大で30分もの通話が無料になるのが大きいメリットです。家族と認められるには、みおふぉん(IIJmio)を契約するときに取得するmioIDを同じものにするという条件があります。

他社格安SIMのかけ放題と比べた場合、みおふぉん(IIJmio)は家族という点に拘っていることがよく分かります。家族というグループをターゲットにしていますので、やはり家族間の通話が多い人の場合はみおふぉん(IIJmio)のかけ放題はオススメです。「誰とでも10分&家族と30分 」なら30分に1回かけ直してもあまり苦にはならないと思います。

かけ放題オプション月額料金国内通話同一契約間通話
誰とでも3分&家族と10分600円3分以内の通話無料、
超過時は10円/30秒
10分以内の通話無料、
超過時は8円/30秒
誰とでも5分&家族と30分830円5分以内の通話無料、
超過時は10円/30秒
30分以内の通話無料、
超過時は8円/30秒

みおふぉんダイアル

みおふぉん(IIJmio)には「みおふぉんダイアル」というアプリがあります。このアプリは通話料金を半額にできます。30秒20円の通話料金が30秒10円になります。また、「誰とでも3分&家族と10分」「誰とでも10分&家族と30分 」のサービスを使う時もこの「みおふぉんダイアル」から電話をかけます。

DMMモバイルのかけ放題

DMMモバイルには5分かけ放題があります。月額は850円。格安SIMの標準ですね。

かけ放題だけで考えると10分かけ放題800円台の格安SIMを選んだ方がお得です。DMMモバイルには20GBまでのコースやシェアプランもありますが、利用するサービスやアプリによっては、やはりLINEモバイルやBIGLOBE SIMのカウントフリーサービスが用意されている格安SIMを選んだ方がお得です。

大容量の通信が必要な場合はだいたい動画サービスか音楽サービスを使っていると思いますので、BIGLOBE SIMのカウントフリーを選んだ方が無制限に動画の通信ができます。小容量のプランを選ぶならLINEモバイルのカウントフリーでSNSサービスやLINEミュージック等を節約できますのでお得になります。

名称時間月額料金
10分かけ放題10分850円

DMMトーク

DMMモバイルには「DMMトーク」というアプリがあります。このアプリは通話料金を半額にする機能があります。30秒20円の通話料金が30秒10円になります。また、このDMMトークはどの格安SIMを使っていても使うことができるオープンオプションとなっています。

ドコモ、au、ソフトバンクのかけ放題との料金比較

ドコモ、au、ソフトバンクのかけ放題サービスは大きく3つあります。 「国内通話かけ放題」と「国内通話5分かけ放題」「同社契約同士かけ放題」です。

国内通話かけ放題

ドコモ、au、ソフトバンクの国内通話かけ放題はドコモが「カケホーダイ」、auは「カケホ」、ソフトバンクは「通話定額」という名称になっています。

国内の携帯電話や固定電話に対し電話をかけたとき、その通話料は全て無料になります。長電話や企業への問い合わせ、会社間での通話の場合はとても有利なサービスです。

これに対抗できるのが、楽天モバイル、Y!mobileのかけ放題サービスです。ドコモ、au、ソフトバンクの方が電話基本料金で見ると安くなります。しかし、iPhoneを前提とした場合はデータ通信の料金も考えないといけません。データ通信も考えるとやはり格安SIMの方が安くなります。

auでは新プラン、「au ピタットプラン」「au フラットプラン」が登場しました。このプランの場合はauスマートバリューが使えると格安SIMまでは届きませんが大分安くなります。

ですが、楽天モバイルの方が安くなりますので完全なかけ放題が必要な場合は「楽天モバイル」を選んだ方が良いでしょう。

契約会社 楽天モバイル ドコモ au ソフトバンク
データ通信 3GB 9000円 2GB データSパック 3,500円 ピタットプラン3GB 6,480円 データ定額ミニ2GB 3,500円
オプション かけ放題 2,380 - ビタットプランに含む -
プロバイダ料金 0円 300円 ビタットプランに含む 300円
音声通話基本料 音声通話700円 基本料金 2,700円 ビタットプランに含む 基本料金 2,700円
合計 3,980円 6,500円 6,480円 6,500円

国内通話5分かけ放題

ドコモ、au、ソフトバンクの「国内通話5分かけ放題」は格安SIMの5分かけ放題と同一のサービスです。ドコモでは「カケホーダイライト」、auでは「スーパーカケホ」、ソフトバンクでは「通話定額ライト」という名称になっています。

ドコモ、au、ソフトバンクの場合は基本料金が1,700円となっています。格安SIMだと5分かけ放題は850円、音声基本料金が700円程度ですから、約1,550円です。これだけでも格安SIMの方が安くなっていますが、データ通信料金に関しては格安SIMの方がもっと安くなっていますからやはり格安SIMを選ぶ方が良いでしょう。

また、ドコモ、au、ソフトバンクは大容量プランまで揃っているものの、通信容量をできる限り節約するという方法は備えていません。LINEモバイルやBIGLOBE SIMのような格安SIMはカウントフリーを備えて通信容量の節約に主眼を置いています。

本来はたくさん通信を使ってもらうことが利益に繋がるのですが、敢えて節約というユーザーが最も望むニーズを第一に考えています。こういった面をとっても格安SIMの方が信頼出来るように思えます。

新しく登場したauのプラン「au ピッタリプラン」は節約できるように見えるプランです。段階制のプランで使った分だけ払うシステムですが、よく考えるとauには通信量を抑えるための工夫は一切ありません。自分でデータ通信をOFFにするしか方法がないのです。

iPhoneやスマホ全般に言えることですが、電源が入っている限り、自動で通信を使います。メールのチェック、アプリの更新チェックその他の自動通信もあります。使わなくても置いておくだけで通信が増えていくので、気がついたら2GBや3GBは使ってしまう場合もありますし、5GBは意外と使いきってしまう通信量です。

自分で通信量をチェックし、節約するという自己管理ができる人でなければ、「au ピタットプラン」はなかなか節約につながりません。つまり、auは安く見せながら、意外とコストがかかってしまいがちです。

その他、格安SIMには通信量を節約するために「通信速度を自ら、自分の意思で遅くして通信容量を節約する」という機能を備えた格安SIMもあります。この機能を使えば通信容量を1MBも消費せず、ゆっくりですが、メールのチェックもニュースのチェックも可能になります。

さらにカウントフリーという通信容量をもっと節約する方法が登場し、LINEモバイルやBIGLOBE SIMが採用しています。消費者に優しいのはやはり格安SIMです。

契約会社 LINEモバイル ドコモ au ソフトバンク
データ通信 3GB 990円 2GB データSパック 3,500円 ピタットプラン3GB 6,480円 データ定額ミニ1GB 2,900円
オプション 10分かけ放題 880円 - ビタットプランに含む -
プロバイダ料金 0円 300円 ビタットプランに含む 300円
音声通話基本料 音声通話700円 基本料金 1,700円 ビタットプランに含む 基本料金 1,700円
合計 2,570円 5,500円 5,480円 2,290円

同社契約同士かけ放題

同社契約同士かけ放題はau同士、ソフトバンク同士なら午前1時から夜9時まで通話無料というプランです。

基本的に家族やグループで契約することを目的としたプランです。同じようなプランは格安SIMにはありません。格安SIMの場合はだいたいLINE無料電話かその他のIP電話を使うからです。

しかも今ではドコモ、au、ソフトバンクの3つの通信会社だけではなく、10社以上の格安SIMが参入していますから、自分の周りの人たちが契約する会社もバラバラになりがちです。なかなか友人や、関係者全員が一つの通信会社で揃うなんてことは難しくなっているのでしょう。それならばLINEアプリさえ登録しておけば契約する通信会社は関係無くなるので、やはりLINE無料電話の方が使い勝手が良いですね。

使いやすいオススメの格安SIM「かけ放題」BEST3!

ここまでの話をふまえて格安SIMの「かけ放題オプション」の中でBEST3を選出してみたいと思います。

1位「LINEモバイル」

やはり1位は「LINEモバイル」です。LINEモバイルは月額880円の10分かけ放題。そしてカウントフリーによるLINE無料電話完全かけ放題という特典付き!また、カウントフリーの対象項目が多く普段利用するアプリやサービスが多いことも評価できます。LINEモバイル自体、通信速度が速く、サポートも手厚く、その他オプションサービスも充実しており格安SIM自体の総合点が高いブランドです。電話にも通信にも気を配った節約ができ、今現在は非常におすすめの格安SIMです。

2位「楽天モバイル」

2位の「楽天モバイル」のかけ放題は「国内完全かけ放題」です。時間も回数も無制限にかけ放題になるという素晴らしいオプション。完全なかけ放題を使いたい人は楽天モバイルを契約するのが一番でしょう。通話先の相手を限定することなくいつでも完全なかけ放題を提供してくれます。楽天モバイルの格安SIMも総合点はそれなりに高いブランドです。同じ「国内完全かけ放題」を持つY!mobileよりもプランの変更やオプションの変更が自由で安くできる楽天モバイルを選びましょう。

3位「BIGLOBE SIM」

3位の「BIGLOBE SIM」は、残念ながらかけ放題が3分と少なめです。しかし、動画をたくさん使うという人にはかなりオススメの格安SIMです。かけ放題の時間が3分ではちょっと不安だという場合はFREETELの「だれでもカケホーダイ」を併用することで、自分の希望するかけ放題の時間をカバーすることができます。料金的にはLINEモバイルと比べて少し割高にはなりますが、動画の通信容量を気にすることなく見られると言う事に関してはBIGLOBE SIMのほうに軍配があがります。

格安SIMのかけ放題を徹底比較解説【2017年7月最新】かけ放題BEST3!まとめ

やはり今の所1番優秀なのは「LINEモバイル」です。LINEモバイルのように通話をしっかり安くできるように考えられた格安SIMはあまりありません。

10分かけ放題が安く、LINE無料通話が完全使い放題。しかも、LINE、Facebook、Twitter、Instagram、LINEミュージックもカウントフリーになるという機能満点の格安SIMです。

もしも、もっと通話時間が必要だという場合は「楽天モバイル」を選びましょう。電話、インターネット込みの料金が完全固定されますので、月額料金が変動することはありません。

動画サービスを中心に考えたい人は「BIGLOBE SIM」ですね。FREETELの「だれとでもカケホーダイ」と併用することでかけ放題の拡張性もカバー出来るのでオススメです。

3社とも用途に合わせてうまく住み分けができていると思います。今のところ、格安SIMかけ放題も検討しながら選択するのであれば「LINEモバイル」、「楽天モバイル」、「BIGLOBE SIM」の3ブランドから選ぶのがオススメです!

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