
MNPや予約番号の基本、これで誰でも失敗せずにMNP出来る!
- 公開日:2017/08/10
- 更新日:2018/08/04
MNP(携帯電話番号ポータビリティー)の手続きやMNP予約番号は、ドコモや、au、ソフトバンクといった大手キャリアから格安SIMに乗り換える時に電話番号をそのまま引き継ぎたい人は必ず必要となる手続きです。言葉はよく聞きますが意外と詳細な情報までは知らないことが多くあります。乗り替え時には1番重要となる手続きの1つですのでこれを機会にしっかりとMNPについて理解していきましょう。
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MNP(携帯電話番号ポータビリティー)とは?
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)について詳しくお話しします。格安SIMを便利に使いたいという人はこのMNP(携帯電話番号ポータビリティ)をよく知っておかないと格安SIMに乗り換えするときにおそらく手続きの途中でつまづいてしまいます。
MNPというのはMobile Number Portability(モバイルナンバーポータビリティ)の略称名です。「電話番号を携帯すること」という意味があります。電話番号を携帯できるということは=持ち運べるということに繋がります。つまりMNPの本当の意味は携帯電話番号をいろんな通信事業者に持ち運べる(移行できる)ということです。
なのでドコモからau、auからソフトバンクに携帯電話番号を持ち運んだり、ドコモ、au、ソフトバンクから格安SIMに携帯電話番号を持ち運んだりできます。
携帯電話番号を事業者間で持ち運びできるということは、初めて電話番号を取得した携帯電話会社だけでなく他の通信事業者でも使うことができるということになります。これを「乗り換え」と呼んでいます。
MNP自体は2006年に制度が開始されました。それまでは携帯電話の会社を変えると携帯電話番号も変えなくてはなりませんでした。電話番号が変わるということは友人知人、家族に電話番号が変わったことを知らせなくてはなりません。会社関係の人も含めると100人以上に電話番号変更のお知らせをする人も出てきます。当然、その中には電話番号が変わったことを気づかずに電話をかけてくる人もいますから、いろいろと問題も発生します。
総務省は携帯電話がインフラとして認識されてきたため、こうしたトラブルをなくすためにMNPを日本全体に導入することを決定したのです。今では、MNPを使い電話番号を変えることなくどの携帯電話会社にも、そして格安SIMにも乗り換えができるようになっています。
MNP予約番号とは?
MNPによる乗り換えを行うには手続きを踏まなくてはなりません。いきなり、契約したい通信会社に申し込みしてもMNPは完了できません。MNPをする場合、予め現在契約している通信会社にMNPをすることを伝える必要があります。MNPをすることを伝えると「MNP予約番号(乗り換え予約番号)」という10桁の番号を教えてくれます。
この10桁の番号は一人一人に対し与えられる専用の乗り換え手続き用の番号です。この番号を新しく契約したい通信会社に伝えることで携帯電話番号の情報を移動させることができます。
MNP予約番号はどの通信会社でも必ず発行できるようになっています。MNP予約番号発行用の窓口を設けていますので、そちらに問い合わせましょう。
MNP予約番号を取得する際、オペレーターが違約金やその他の料金等、発生する料金について説明してくれます。
MNP予約番号取得は簡単で時間も短い
MNP予約番号を貰うのはすでに一般化している手続きですから、特に難しい手続きではありません。基本的には、契約している通信会社のカスタマーサポートに電話し、MNPをしたいことを伝えると番号を発行してくれます。時間は5分くらいです。次はどこの通信会社を使うのか等の質問を受けることがありますが、答えたくない場合は答えなくても問題ありません。
ただ、契約している通信会社によっては引き止め行為があります。ポイントをあげるからもう少し使って欲しい、次に使う通信会社よりも安いプランがあるからMNPしないで欲しい等の誘いがあります。内容をよく聞いて、お得かどうか最終判断するといいでしょう。
MNPの時に電話が繋がらなくなる時間はどれぐらい?
MNPをした場合には、手続きのために電話が使えなくなる時間があります。実際は5分か10分程度です。それはドコモ、au、ソフトバンクから格安SIMへ携帯電話番号を移すために発生する時間です。格安SIMへのMNPに限らず、ドコモ、au、ソフトバンク間でのMNPでも発生します。格安SIMではMNPによる会社間の移動手続きを最後は自分で行うようになっています。だいたいの格安SIMは開通用の電話番号に電話をかけるだけになっています。手続きは格安SIMの会社側で完了1歩手前まで終わらしておいて、後は利用者の方で電話が使えなくてもいい時間を選び手続きを完了すればいいため、不都合は発生しません。
MNP出来る条件
MNPをするには条件があります。条件は1つです。「音声電話として使っている電話番号のみMNP予約番号を発行できる」だけになります。
例えばiPad、タブレットやモバイルルーターでの契約にも携帯電話番号の割り振りはありますが、その電話番号は音声電話として利用できないため、MNPの対象にはなりません。格安SIMのSMS付きデータSIMの場合も同じです。電話番号は割り当てられていますが、音声電話に使っているわけではないので、MNPの対象にはなりません。
MNP予約番号の有効期限
MNP予約番号は一度発行されればずっと使えるというわけではありません。MNP予約番号は発行から15日間の有効期限が決められています。一度MNP予約番号を発行してもらったら有効期限が発生しますので、MNP予約番号は乗り換えのタイミングを見計らって発行してもらいましょう。
格安SIMに乗り換えるときは10日くらいの有効期限が必要
格安SIMに乗り換えをする場合、MNP予約番号が有効期限ギリギリだと乗り換えできなくなってしまうことがあります。格安SIMで乗り換えをする場合はSIMカードが手元に届いてからMNP手続きを行います。そのため、申し込みからSIMカード発行まで、また、SIMカード発行からSIMカード到着、SIMカード到着からMNP手続き完了まで5日ほどは余裕が必要です。格安SIMでは10日ほど有効期限に余裕がある状態で申し込みくださいと案内がありますので、格安SIMの申し込み直前にMNP予約番号を発行してもらうぐらいが良いでしょう。
有効期限がすぎてしまったら再発行できる
MNP予約番号を発行してもらった後、すぐに乗り替え手続きができなくなりそのままMNP予約番号の有効期限が切れてしまった場合、MNP予約番号の再発行が出来ます。一番最初にMNP予約番号を発行してもらった時と同じように通信会社のカスタマサポート、ケータイショップ、インターネットMNP受付で最初と全く同じように手続きをすれば、MNP予約番号を再発行してもらえます。
MNP予約番号は取り消しできる?
MNP予約番号は取り消しもできます。予約番号を発行してもらったケータイショップ、カスタマーサポートに連絡すると取り消しが可能です。しかし、MNP予約番号は有効期限が切れると自動的に消滅しますので、無理にキャンセル処理する必要はありません。
MNP予約番号の取得料金・再発行料金
MNP予約番号を発行すると発行手数料がかかります。ドコモでは2,000円、au、ソフトバンクでは3,000円の手数料となっています。格安SIMの場合は通信会社によりバラバラになっています。
格安SIMの場合、基本的には3,000円のMNP予約番号発行手数料が設定されていますが、一部の違約金がかからない格安SIMだと、利用月数によってMNP予約番号発行手数料が高くなるように設定されています。
- ドコモ:2,000円
- au:3,000円
- ソフトバンク:3,000円
- 格安SIM:多くは3,000円
MNP予約番号の請求タイミング
MNP予約番号は発行された時に請求が発生するわけではありません。MNP予約番号は乗り換え手続きが完了し、以前の通信会社を解約した時にMNP予約番号の発行手数料が請求されるようになります。つまりMNP予約番号を使わずに有効期限が切れてしまた場合はMNP予約番号の発行手数料も請求されません。
MNP予約番号の取得と解約手続きは別物
MNP予約番号を取得した場合でも契約はそのまま継続されます。MNP予約番号を取得してもMNPの手続きを完了しないと解約にはなりません。MNPが完了したら自動的に解約となります。また、MNP予約番号を取得した後、MNP乗り換え手続きをしないまま、解約手続きをすると電話番号は失われてしまいます。
新規申し込みとMNP申し込みの違い
通信会社を契約するには、新規申し込み、MNP申し込みの2通りあります。新規申し込みをすると携帯電話番号を新しく取得する申し込みになり、携帯電話番号が引き継がれることはありません。
MNP申し込みを選び10桁のMNP予約番号を入力するとMNPでの申し込み手続きとなり、電話番号を引き継いで乗り換えが出来ます。
MNPしてもメールアドレスは引継ぎ出来ない
MNPを利用し乗り換え手続きを行った場合、電話番号は引き継がれ新しく契約した通信会社で利用できます。しかし、メールアドレスは引き継がれません。
メールアドレスは通信会社が独自に行うサービスであり、それぞれのサービスで使っているドメインが違うため引き継ぐことは一切できないのです。通信会社を乗り換えても引き継いでメールアドレスを使いたい場合はGmail等のフリーメールを使うようにしておかなければいけません。
Apple ID、ポイントサイト、その他のサービスに登録するメールアドレスはGmail等を使い、乗り換えをしても使い続けることができるようにしておきましょう。
Gmailの登録方法は下記のページをご参照ください。
- 参考: まずはGmailに登録
割引サービスなどが無くなるので、その後の料金に注意
MNPで乗り換えが完了してしまうと以前の通信会社は解約になります。解約になった場合、通常の解約手続きと同じで、すべての割引サービスは無くなってしまいます。そのため、iPhone、iPadの購入費用をカバーする毎月の割引や月額料金等の割引も無くなります。解約月の請求額は割引がない状態になりますのでいつもの請求金額よりも高くなります。
また、iPhone、iPadの機種代金は割引が一切無くなってしまい請求される分割代金は高くなります。
ポイントは事前交換しておかないとすべて消滅
MNPで乗り換え手続きをすると通信会社独自のサービスで溜まっていたポイントは全て無くなります。ポイントは場合によっては10,000円以上のお得な品物と交換することもできます。MNPの手続きをする前にポイントを確認し、予め商品等に交換しておく方がお得になります。
時期や、ブランドによっては別途解除料が発生する
MNPで乗り換え手続きを完了すると解約金が発生するようになります。ドコモ、au、ソフトバンクでは2年ごとの自動更新契約になっていますので契約から2年ぴったりの時期でなければ解約金が発生します。
また、格安SIMでも最低利用期間、2年自動更新契約を採用していますので、利用期間に応じた解約金が発生することもあります。今解約すればどのくらいの解約金が発生するのか、格安SIM等に乗り換えた場合は解約金をカバーできるくらいの節約ができるようになるのかを考えて乗り換えをしましょう。
この計算には機種代金や解約金だけでなく月額料金、購入サポート等の違約金も含めてしっかり計算するようにしてください。詳しい解約金、違約金が知りたい場合はカスタマーサポートに相談するか、ケータイショツプでスタッフに相談するのが一番です。くれぐれも自分の契約がよくわかっていないまま概算で考えてしまうと後で高額な請求に後悔してしまうことになりますので一度契約を確かめるようにしてください。
下記のページでは機種別や期間別料金が発生するかをシミュレーションしています。参考にしてみてください。
MNP予約番号は、いつ発行してもらうべきか?
MNP予約番号の発行は格安SIM等の通信会社を申し込みする直前がベストです。MNP予約番号の有効期限を2週間分残して手続きできますから、配送や申し込みの不備があったとしても十分に余裕を持って対応できます。
既存の機種でMNPする場合
今持っているiPhoneをMNP後も使う場合も契約の直前にMNP予約番号を発行してもらって契約手続きを行ってください。今持っているiPhoneでも使える格安SIMを選ぶということだけは忘れないようにしましょう。
今お持ちのiPhoneでどの格安SIMが利用できるかは下記の格安SIM比較診断プログラムをご利用ください。
新規に機種を購入してMNPする場合
新しいiPhoneを購入する場合はiPhoneが届くまでの時間も考えましょう。Apple StoreでSIMフリーiPhoneを購入した場合は2〜3日で届きます。格安SIMの申し込みをした後にiPhoneの購入をしても十分に間に合います。格安SIMの手続きをした後、ゆっくり慎重に購入するiPhoneを選びましょう。
いつ解約すれば良いのか?
MNPの手続きは数日かかります。そのため前もって手続きを始めなければなりませんが、MNPが完了すると解約も同時に自動で完了してしまうのでタイミングを見計らわないと解約金が発生します。
解約金が発生しない月まで、まだ何ヶ月もある場合はすぐにMNP手続きをしても得をしたり、もしくはそんなに変わりはありませんが、残りわずかで更新月や最低利用期間をクリアできるのであれば、待った方が絶対にお得です。
MNPの前に契約更新期間の時期が終わってしまいそうな場合
MNP予約番号を発行してもらっても、契約更新月の間にSIMカードが届いてMNP手続きが完了しないと解約金が発生してしまいます。あと1日早ければ解約金がかからなかったのにというような場合もあります。格安SIMの場合はSIMカードが配達されるまでにロスタイムが発生しますから、契約更新月が終わってしまうギリギリのタイミングで乗り換えをするのは危険です。
しかし、どうしてもMNP申し込みが遅れてしまってギリギリになってしまうこともあります。その場合は「切断型MNP」という方法をとりましょう。
「切断型MNP」は解約はしたけれどMNP予約番号によって電話番号は守られるという宙ぶらりんな状態になりますが、解約処理は完了しますので、解約金の発生は免れることができます。ただ、MNP手続きを完了しているわけではないのでMNP手続きが完了するまでの間は電話もインターネットも一切使うことができません。切断型MNPはあくまで救済処置になります。この切断型MNPにも条件や制限はありますからあまり大きな期待は禁物です。
切断型MNPの申し込み
切断型のMNPの申し込みはケータイショップ、カスタマーサポートセンターで申し込みしてください。インターネットによるMNP申し込みには切断型MNPを選択する方法はありません。
ケータイショップ、カスタマーサポートに切断型MNPをしたいことを伝えましょう。そうすれば切断型MNPの注意点等も説明があります。
切断型MNPの注意
切断型MNPは更新月が終わってしまい解約金が発生してしまうことを避けるMNP方法です。しかし、MNPにはMNP予約番号の有効期限が決められてします。切断型MNPを申し込んでも新しい通信会社での手続きが遅れてしまうとMNP予約番号の有効期限が切れてしまい電話番号を失ってしまうこともあります。
あくまで解約金発生を免れるための方法であってMNP手続きに猶予を持たすための手段ではありませんので注意してください。
MNP予約番号発行時の引き止め行為
MNP予約番号の発行をケータイショップ、カスタマーサポートにお願いすると必ず引き止め行為が発生します。ポイントの贈呈を主に持ちかけてきます。この引き止め行為をどううまくかわすのかというのはMNPにおいて大事な点になります。
筆者の場合は、MNPの際に持ちかけられたポイント贈呈をうまく使います。ポイント贈呈はあくまでも通信会社が好意で行っていることで、ポイントをもらったからといってMNPも解約もしない約束をしたことにはなりません。そのため、MNPする前に引き止め行為を受けポイント贈呈をしてもらってそのポイントで商品をもらったり場合によっては月額料金に充てたりしたあと、もう一度MNP予約番号の発行をするようにカスタマーサポートに電話します。一度引き止め行為を受けた場合は二度目の引き止めはありませんから、MNP予約番号を発行してもらえるようになります。
うまくポイントをたくさんもらって商品に変え、その上でMNPを行うとよりお得に格安SIMへ乗り換えが出来ます。
ただし、引き止め行為をわざと受けるためには、乗り換え先を格安SIMと言ってはいけません。ドコモならauらソフトバンク、auならソフトバンク、ソフトバンクならauに乗り換えるといってください。理由は新しいiPhoneをそっちで買いたいからと伝えると必ずといっていいほどポイントを貰うことができます。
MNP予約番号発行の手続き
MNP予約番号を実際に発行してもらう手続きを紹介しましょう。
取得方法は主に3種類
MNP予約番号を発行してもらうには3つの方法があります。カスタマーサポートセンターに手続きをしてもらう方法、ケータイショップで手続きしてもらう方法、インターネットで発行する方法です。
- 1:カスタマーサポートセンターに手続きをしてもらう方法
- 2:ケータイショップで手続きしてもらう方法
- 3:インターネットで発行する方法
1:電話(カスタマーサポートセンター)で取得
ドコモ、au、ソフトバンクの場合、電話によるMNP予約番号発行が出来ます。もちろん引き止め行為もあります。
ドコモのMNP予約番号取得先
- ドコモ:0120–800–000
- ドコモ携帯電話 :151
ドコモMNP予約番号発行窓口までのガイダンス番号
- 「4」-「2」
自動音声ガイダンスが始まったら4番を押して次に2番を押します。するとMNP予約番号発行窓口に繋がります。
auのMNP予約番号取得先
- au:0077–7–111
- au携帯電話:157
auMNP予約番号発行窓口までのガイダンス番号
- 「1」-「2」
自動音声ガイダンスが始まったら1番を押して次に2番を押すとMNP予約番号発行窓口に繋がります。
ソフトバンクのMNP予約番号取得先
- ソフトバンク:0800–919–0157
- ソフトバンク携帯電話:157
ソフトバンクMNP予約番号発行窓口までのガイダンス番号
自動音声ガイダンスが始まったら4番を押して次に3番を押すとMNP予約番号発行窓口に繋がります。
- 「4」-「3」
MNPの時に電話が繋がらない場合
MNPをしたくても電話が混み合ってしまって全然オペレーターに繋がらないということもあります。どうしても数十人のオペーレーターで全国のユーザーを相手するので、話の内容によってはなかなか終わらず、順番が回ってこないということもあります。そんなときは、ケータイショップに行ってみましょう。
ドコモ、au、ソフトバンク、格安SIMそれぞれにケータイショップがあります。格安SIMの場合は店舗数が少ないので、地域によってはまったくショップがない場合もありますが、ドコモ、au、ソフトバンクの場合は探せば結構見つかると思います。
ケータイショップでもMNPをしたいことを伝えるとMNP予約番号を発行してくれます。また、MNPをするにあたって発生する料金の話もしてもらえます。
もしも、ケータイショップに行くのが面倒な場合、インターネットからMNP予約番号の発行手続きができます。
ドコモの場合は契約している全ての人ができるのですが、au、ソフトバンクの場合はガラケーを持っている人しかインターネットでのMNP予約番号発行手続きはできません。au、ソフトバンクでiPhoneやスマートフォンを持っている人は電話かケータイショップでMNP予約番号を発行してもらってください。
2:ケータイショップで取得
ケータイショップでもMNP予約番号は発行出来ます。ショップスタッフにMNP予約番号が欲しいと伝えれば発行手続きを始めてくれます。
本人確認が必要
ケータイショップでMNP予約番号を発行してもらうためには本人確認が必要になります。電話番号の契約者と来店者の関係を確認されますので、免許証等の写真付きで本人確認ができるものを持って行ってください。
3:WEB(インターネット)で取得(docomoのみ)
ドコモの場合はスマートフォンからMNP予約番号の発行手続きが出来ます。
まずはiPhoneで「Mydocomo」にアクセスをします。

ドコモのdアカウントでログインをします。

dアカウントのメールアドレスとパスワードを入力します。
一番下の「パソコン」を押します。これを押すとパソコンと同じような表示に変わります。
ページ中段のドコモオンライン手続きの「もっとみる」を押します。
全メニューが表示されますのでその中の「携帯電話番号ポータビリティ予約(MNP)」を選択します。
次の画面ではMNPの手続きになります。
下にスクロールしてください。「解約お手続き」のボタンを押します。
次の画面では保有ポイントや解約をした場合の違約金の説明になります。ポイントがたくさんある場合はできるだけ使ってからMNPした方がお得です。
下にスクロールをして確認にチェックを入れて「次へ」のボタンを押してください。
乗り換え(MNP)が成立した場合の料金案内画面に変わります。違約金やMNP予約番号発行手数料の概算が確認出来ます。
ここでは解約、MNPに関しての注意事項が書かれています。読みながら下にスクロールをしてください。チェックボタンにチェックを入れて「次へ」ボタンを押してください。
次の画面に移りました。下へスクロールしてください。
再びチェックボックスにチェックを入れて、「次へ」ボタンを押してください。
確認事項の同意が終わり最終項目になりました。もう少しで完了です。
下にスクロールをして連絡を受けるメールアドレスを確認し「次へ」を押してください。
最終確認のページです。確認したら「次へ」ボタンを押してください。
手続きの完了画面です。赤枠で囲んだ番号が乗り換え予約番号になります。下の日付が有効期限です。この予約番号と有効期限は格安SIMの申し込みに必ず必要となりますのでメモなどに控えておきましょう。
これでインターネットからのドコモのMNP予約番号の発行は完了しました。
その他の専用手続き(au、ソフトバンクのガラケーのみ)
au、ソフトバンクはガラケーの場合のみインターネットからのMNP予約番号発行手続きが出来ます。
ただ、ガラケーの場合はMNP予約番号発行までの道のりが長く面倒なため、カスタマーサポートやケータイショップで発行してもらう方が簡単で早く出来ます。
MNPや予約番号の基本、これで誰でも失敗せずにMNP出来る! まとめ
MNPは電話番号をそのまま引き継いで別の通信会社に乗り換えることができる制度のことを言います。MNPをする場合にはMNP予約番号というものを契約中の通信会社に発行してもらう必要があります。そのMNP予約番号を使って新しい通信会社を契約するとMNPの手続きが完了します。
この一連の流れをMNPや乗り換えと呼んでいます。これから格安SIMを契約する人はMNPを使う人が多いと思います。MNPの有効期限や解約金、更新月の関係をよく確認してから契約をしてください。また、場合によっては切断型MNPも使いましょう。できるだけ出費を抑えて隠すやSIMに乗り換える方がお得です。
MNPの全貌をお伝えしました。MNP予約番号を取得したらすぐに格安SIMの手続きを行って1日も早く格安料金でiPhoneを使いましょう。