UQ mobileの5分以内かけ放題「おしゃべりプラン」はau iPhoneでお得 ?

  • 公開日:2016/10/27
  • 更新日:2018/08/04

UQ mobile(UQモバイル)から、1回5分以内の国内通話なら何度でもかけ放題になる「5分かけ放題」がセットになった「おしゃべりプラン」が登場しました。このおしゃべりプランは2017年2月22日から開始されます。 2016年10月25日から2017年2月22日までの間に「ぴったりプラン」、「たっぷりプラン」に新規契約やMNP契約をした方は無料通話3倍、データ通信容量が2倍になるキャンペーン等もおこなっています。キャンペーン以外に通常の料金プランなどの紹介や、同じau回線を使っているmineo(マイネオ)との比較を行い、auのiPhoneユーザーが選ぶべき格安SIMカードはどちらなのか調べてみました。

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 UQ mobile(UQモバイル)「 おしゃべりプラン」

UQ mobile(UQモバイル)から、5分かけ放題がセットになった「おしゃべりプラン」が登場しました。

UQ mobile(UQモバイル)に5分かけ放題が登場

UQ mobile(UQモバイル)の「おしゃべりプラン」は1回5分以内の国内通話なら何度でもかけ放題になる「5分かけ放題」が追加されたプランです。UQ mobile(UQモバイル)は今まで30分、60分の無料通話がついた「たっぷりプラン」を推奨してきました。しかし、今現在、格安SIMカードでは無料通話プランがあまり流行っておらず5分かけ放題などの分単位でのかけ放題が流行っています。

それを受けて UQ mobile(UQモバイル)は5分かけ放題をプランに盛り込んだ「おしゃべりプラン」を新たに始める予定にしました。

 「おしゃべりプラン」の料金

おしゃべりプランは2つのプラン

おしゃべりプランには「おしゃべりプランS」「おしゃべりプランM」の2つのプランがあります。

プラン名月額料金
(イチキュッパ割適用時)
通話定額データ通信量契約期間
おしゃべりプランS1,980円5分かけ放題1GB2年自動更新
おしゃべりプランM2,980円5分かけ放題3GB2年自動更新

おしゃべりプランSは1GBの通信容量が使えて電話基本料金と5分かけ放題込みで月額1,980円。おしゃべりプランMは3GBの通信容量が使えて電話基本料金と5分かけ放題込みで月額2,980円です。

  • ※この月額料金は2年間の割引(スマトク割り)適用後の金額です。

月額料金はスマトク割りで毎月1,000円の割引を受けることができます。しかし、他の、au回線の格安SIMカードや、auからのMNPの場合は割引が適用されません。

1通話あたり5分以上の通話には20円/30秒が発生

おしゃべりプランの通話料金は5分以内の通話料分に関しては全て0円になりますが、5分を過ぎた分の通話には20円/30秒の料金がかかります。UQ mobileには半額通話オプションがありません。「おしゃべりプラン」で5分以上の通話を利用する場合はこの通話料金で使い続けることになります。

無料通話適用外の通話

国内の通話に対しては5分かけ放題になりますが、「0570」で始まる番号や「0180」から始まる番号等の場合は無料通話やおしゃべりプランの対象外になります。

  • その他にも、104や、188、189、衛星電話、衛星船舶電話、UQコミュニケーションズ・ UQ mobile(UQモバイル)沖縄が別途指定する電話番号等も対象外となります。

最大25カ月間は料金はそのままで通信容量2倍のキャンペーン実施

2017年2月22日以降にUQ moibleのおしゃべりプランへ申し込みをした人は通信容量が2倍になります。おしゃべりプランSは最大2GBになり、おしゃべりプランMは最大6GBに増量されます。キャンペーンが適用されるのはおしゃべりプランを契約してから24ヶ月間です。

2017年2月まで減額金額を3倍に増量するキャンペーン

2017年2月までに「ぴったりプラン」、「たっぷりプラン」を申し込みした人は無料通話が増量されます。ぴったりプランは最大90分に増量、たっぷりプランは180分に増量されます。最大で7,200円分の無料通話が付いてくるキャンペーンです。2017年2月までキャンペーンが適用されます。

「ぴったりプラン」は「おしゃべりプランS」に、「たっぷりプラン」は「おしゃべりプランM」に自動移行

「ぴったりプラン」、「たっぷりプラン」を2017年2月21日までに申し込みした人は、2017年3月以降、自動的に「おしゃべりプラン」へ移行されます。ただし、「ぴったりプラン」、「たっぷりブラン」を使いつづけたい人は継続申し込みをすることでプラン変更されません。また、ぴったりプラン、たっぷりプランがなくなるわけではないので今後も申し込み可能です。

最低利用期間は2年の自動更新型

このおしゃべりプランは従来のぴったりプランと同じで最低利用期間は2年となっており、格安SIMカードとしては長い【 2年縛り 】になっています。また、他の格安SIMカードと違うのは2年で最低利用期間が終わるわけではなく契約が自動更新されます。2年ごとに最低利用期間が発生するキャリアと同じ方式になっています。

自動更新される更新月のみ無料解約が可能で、更新月以外の時に解約をすると9,500円の解約料金が発生します。

同じau回線のmineo(マイネオ)とUQ mobile(UQモバイル)の比較

UQ mobile(UQモバイル)の「おしゃべりプラン」を同じau回線の格安SIMカードであるmineo(マイネオ)と比べてみました。

5分かけ放題のようなオプションはmineo(マイネオ)にはありませんが2016年11月下旬からFREETEL(フリーテル)の「だれでもカケホ」サービスが利用可能になる予定で、どの格安SIMカードを使っている人でも1分、5分、10分のかけ放題が使えるようになります。そこで、mineo(マイネオ)のプランにFREETEL(フリーテル)の「だれでもカケホ」を使った場合と、UQ mobile(UQモバイル)で「おしゃべりプラン」を使った場合を比べてみます。

FREETEL(フリーテル)の「だれでもカケホ」が1分の場合 299円、5分の場合 840円、10分の場合 1,499円です。

オプション名月額国内通話料国際通話料
1分かけ放題299円最初の1分間0円10円/30秒(非課税)
5分かけ放題840円最初の5分間0円10円/30秒(非課税)
10分かけ放題1,499円最初の10分間0円10円/30秒(非課税)
半額通話0円10円/30秒(税別)10円/30秒(非課税)

mineo(マイネオ)のプランは音声通話付きSIMで、500MB 1,310円、1GB 1,410円、3GB 1,510円、5GB 2,190円、10GB 3,130円です。

プラン名通信容量/月月額料金
音声通話機能付き
SMS付き
デュアルタイプ
月額料金
データ通信専用
SMS付き
シングルタイプ
月額料金
データ通信専用
SMSなし
シングルタイプ
通信速度
500MBプラン500MB1,310円700円-円下り最大225Mbps
上り50Mbps
1GBプラン1GB1,410円800円-円下り最大225Mbps
上り最大50Mbps
3GBプラン3GB1,510円900円-円下り最大225Mbps
上り最大50Mbps
5GBプラン5GB2,190円1,580円-円下り最大225Mbps
上り最大50Mbps
10GBプラン10GB3,130円2,520円-円下り最大225Mbps
上り最大50Mbps
20GBプラン20GB4,590円3,980円-円下り最大225Mbps
上り最大50Mbps
30GBプラン30GB6,510円5,900円-円下り最大225Mbps
上り最大50Mbps

mineo(マイネオ)+ 「だれでもカケホ」5分を使った場合、500MBは2,150円、1GBは2,250円、3GBは2,350円、5GBは3,030円、10GBは3,970円です。

UQ mobile(UQモバイル)のおしゃべりプランは「おしゃべりプランS」が1,980円、「おしゃべりプランM」が2,980円です。

「おしゃべりプランS」は1GBプランですから、mineo(マイネオ)の500MBや1GBプランと比較できます。比べてみるとmineo(マイネオ)500MBプランの場合、190円UQ mobile(UQモバイル)の方が安くなり、mineo(マイネオ)1GBプランだとUQ mobile(UQモバイル)の方が290円安くなります。

しかし、3GB以上利用する場合はmineo(マイネオ)の方が610円安くなります。UQ mobile(UQモバイル)のおしゃべりプランには3GBまでしかありませんのでこれ以上は比較できません。

おしゃべりプランで得するiPhoneユーザーはだれ?

上記の結果から考えると3GB以上を利用するmineo(マイネオ)ユーザーや、その他の格安SIMカードを利用する人にとっては、FREETEL(フリーテル)の「だれでもカケホ」と組み合わせて使った方がしっかり月額料金を安くして節約出来ます。

1GBやそれ以下の通信容量を利用するユーザーであれば、UQ mobile(UQモバイル)の「おしゃべりプラン」の方が微妙に安くなります。

しかし、UQ mobile(UQモバイル)はau回線の格安SIMカードなので、auのiPhoneかSIMフリーのiPhoneを使っている人、または、UQ mobile(UQモバイル)でiPhone 5sを購入する人にしか恩恵がありません。

新規のiPhoneユーザ、3GB以上を利用するiPhoneユーザーはFREETEL(フリーテル)の「だれでもカケホ」がベスト

これから格安SIMカードに乗り換える人にとってはUQ mobile(UQモバイル)にするメリットはあまりないと考えられます。かけ放題はFREETEL(フリーテル)が提供してくれますのでそちらを使えば通話料金の節約は可能になります。無理矢理au回線が使えるiPhoneを手に入れる必要もありません。

今の所は10GB程度の通信容量で収まる人ならばmineo(マイネオ)のau回線(Aプラン)かドコモ回線(Dプラン)と、FREETEL(フリーテル)のだれでもカケホを使うのがお得のように思えます。

mineo(マイネオ)は今現在、一番多くのiPhoneで使うことができる格安SIMカードなので、auかドコモのiPhoneを持っている人はmineo(マイネオ)を使うことで月額料金を安くできます。また、mineo(マイネオ)では、mineo(マイネオ)を使い続けているユーザーへの還元試作として月額料金の割引キャンペーンなども時折行います。筆者もmineo(マイネオ)を1年以上使い続けていますが、mineo(マイネオ)の月額料金割引キャンペーンが当たり3ヶ月間は800円割引になることが決定しました。

こうした利用者への還元があるのはmineo(マイネオ)の格安SIMカードだけです。

UQ mobile(UQモバイル)はiPhoneを歓迎していない?

UQ mobile(UQモバイル)は2016年夏までauのiPhoneに対して動作確認を行いサポートをしていました。auのiPhoneを使うことができる格安SIMカードとしてmineo(マイネオ)と肩を並べていたのです。しかし、2016年の7月にUQモバイル専用のiPhone 5sを発売したあたりからauで購入したiPhoneの動作確認表を取り下げました。iPhoneを使う為のAPNプロファイル自体はまだ探せば見つかりますが、UQ mobile(UQモバイル)の公式ホームページから直接は探せなくなっています。

その点を元に考えてみるとUQ mobile(UQモバイル)は、iPhoneを使うならUQ mobile(UQモバイル)のiPhoen 5sを買って使って欲しいという意図が見えます。

UQ mobile(UQモバイル)ならiPhone 5s

UQ mobile(UQモバイル)のiPhone 5sは確かに万能です。電話、SMS、インターネット、キャリアメール、テザリング、iPhoneを使う人が求める5大機能がしっかり使え他の格安SIMカードと比べると1歩リードしています。

しかし、iPhone 7が登場した今、iPhone 5sは3年以上も前のiPhoneとなり、人気としてはやはり下降気味です。格安SIMカードであってもiPhoneは新しいのを使いたいものです。

型落ちのiPhoneでも5大機能が使える方を優先する人ならUQモバイルがいいでしょう。

もし、新しいiPhoneで格安SIMカードが使いたいならmineo(マイネオ)を選択するのがベストです。

UQ mobileの5分以内のかけ放題「おしゃべりプラン」はiPhoneでもお得? まとめ

UQ mobileのおしゃべりプランは特にお得というプランではないようです。どうしてもテザリング、キャリアメールをiPhoneで使いたいという方のみが選ぶプランです。安くしたいという目的の方が強い人には不向きです。

auのiPhoneを格安SIMカードで使いたい人は、今現在、mineo(マイネオ)Aプラン1択となります。まずはmineo(マイネオ)Aプランを契約し、通話料金が多くかかるようであればFREETEL SIMの「だれでもカケホ」を追加で選ぶようにしてください。これが最善の方法です。

UQ mobileをiPhoneで使いたいと考えている人は、おそらく今現在auユーザーかmineo(マイネオ)ユーザーですからスマトク割も適用されませんし、キャンペーンも対象外になります。つまり完全に満額を支払うようになるので料金的には何一つ得がなく、「おしゃべプランS」では月額3,980円、「おしゃべりプランM」では月額4,980円になります。ほとんどUQ mobileに乗り換える意味はありません。

mineo(マイネオ)とFREETEL SIMの「だれでもカケホ」を使えばmineo(マイネオ)Aプラン3GB 月額1,510円と、「だれでもカケホ(5分かけ放題)」月額840円で、合わせて月額2,350円です。おしゃべりプランMより2,630円も毎月お得になります。

しっかりiPhoneを節約利用したいという人はmineo(マイネオ)とFREETEL(フリーテル)の「だれでもカケホ」を組み合わせて使いましょう。

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